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水産科学院(博士課程(後期))

 
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学部・研究科等の特色等

学部・研究科等の特色等

現在,水産ならびに海洋に関連する情勢は目まぐるしく変化しており,さらに水産生物資源の生産・利用・配分をめぐる国際的ルールの枠組み決定に関わる要因は,複雑化多様化しており,どの国においても国家戦略の重要なファクターとなっている。このような課題に対応し,国際社会の期待に応え得る国際レベルの人材養成が求められている。
また,新たな病原体による新規感染症の流行,人間活動による自然遺伝資源の撹乱,さらに内分泌撹乱物質,発ガン物質などの有害化学物質による海域の汚染などの事態が生じている。また,生命工学技術の飛躍的な進展とその応用範囲の拡大は,水産生物資源の増殖・利用によって人類社会の福祉に役立つと同時に,地球市民としての高い倫理観と広い視野からの総合的な判断能力が求められている。
 このような急速に変化する時代の要請に柔軟に対応できるような,より高度で機動的な大学院教育体制として,研究組織の「水産科学研究院」とは別組織として「水産科学院」として整えたことが一番の特色である。
 すなわち,水産科学院に,水圏環境における法則性の解明とそれと調和した持続的な水産資源の生産を図る「海洋生物資源科学専攻」と海洋生物の特異な生命機能の解明とその統御による一層の利用展開を図る「海洋応用生命科学専攻」の2専攻を置き,それぞれの専攻は,各々6講座により構成される。
水産科学院の2専攻教育体制が,国際社会,地域社会,産業社会に共通の要請である地球環境問題,資源問題,食糧問題等を考え,創造的で意欲ある人材の養成を実現することを目指している。