大学の基本情報
- 大学名
- 福岡県立大学
- 本部所在地
- 福岡県田川市伊田4395番地
- 設立年(設置認可年)
- 1992
- 大学の連絡先(代表番号、メールアドレスなど)
- 0947-42-2118
- 大学の種類
- 公立・大学(大学院大学を含む)
- 総学生数(学部)
- 1,060人
- 総学生数(大学院)
- 56人
- 総教員数(本務者)
- 107人
(2024年5月1日現在)
大学の教育研究上の目的や建学の精神
本学は人間社会学部と看護学部の2学部、人間社会学研究科と看護学研究科の2大学院修士課程よりなる保健・医療・福祉の福祉系総合大学であり、社会貢献を通した地域密着型の教育と研究を特徴としている。県民のニーズに応え、学生に魅力ある西日本屈指の福祉系総合大学を目指して、自らの経営責任で、自立的・効率的大学運営を行うため平成18年4月本学は公立大学法人福岡県立大学として第2の開学をスタートし、同時に附属研究所を設置した。学則においては「広く知識を授け、実践を重視した専門の学芸を教育研究して、真理探究の精神と豊かな創造性を身につけた人材を育成し、もって文化の向上、保健・福祉の増進及び地域の発展に寄与することを目的とする」と定めている。また、平成18年4月、公立大学法人に移行した際に定めた中期目標の前文において、「福岡県立大学は、人間社会学部と看護学部を有する総合的な福祉系大学であり、保健・医療・福祉の分野において、先駆的役割を果たすことが期待されている」と謳われている。
大学の特色等
教育研究目的を達成するために、人間社会学部及び看護学部の2学部と大学院2研究科を置いている。
人間社会学部は、「人間と社会に関する諸科学を学ぶことによって、人間と社会とを総合的に理解し、他の専門職と協働して問題解決に取り組むことのできる心豊かな人材を養成する」ため、公共社会学科、社会福祉学科、人間形成学科の3学科を置いている。
看護学部は、「幅広い教養と豊かな人間性を備え、看護の専門職としての確かな判断力と実践能力を身につけ、他の専門職と協働し、健康上の課題に主体的・創造的に対応できる人材を育成する」ため、看護学科を置いている。
平成21年度から人間社会学部及び看護学部で学ぶ専門的連携科目を開設した。また、平成27年度の新入生から専門的職業人に求められる能力を養成する全学を横断して学ぶことのできる全学横断型教育プログラムを構築した。全学横断型教育プログラムは「保健福祉情報教育プログラム」「援助力養成プログラム」「国際交流プログラム」「キャリア形成支援プログラム」の4つの教育プログラムで構成されている。
地域社会・福祉政策・対人援助の専門知識を持ち、高度福祉社会の実現に貢献できる人材を養成することを目指し、大学院修士課程人間社会学研究科を置いている。地域の保健・医療・福祉分野の施策展開を推進する、高度な職業人としての看護識者および研究者・教育者を育成することを目指し、大学院修士課程看護学研究科を置いている。
附属研究所規則には、その目的を「学内外の諸機関との連携を図りつつ、保健福祉、生涯発達、社会に関する実践的な研究・教育並びに地域支援活動を推進し、本学の学術研究水準の向上と高度福祉社会の創出に寄与する」と規定している。また、不登校・ひきこもりサポートセンターは不登校やひきこもりに悩む子どもたちの将来の社会的自立を目標にした専門的な支援、社会貢献・ボランティア支援センターはボランティア活動を中心とした学生の様々な社会貢献・ボランティア活動の支援、情報処理センターは学内情報ネットワークシステム(学内LAN)の管理、情報処理(統計処理)の支援及び学生の情報処理教育に寄与し、看護実践教育センターは、特定行為研修を中心に看護実践教育を実施し、さらに、人間社会学研究科に心理教育相談室を置き、心理臨床専攻のための臨床心理実習を実施している。
教育研究上の基本組織
学部(短期大学の場合は学科) |
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看護学部 |
人間社会学部 |
研究科 |
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看護学研究科(修士課程) |
人間社会学研究科(修士課程) |
その他の学内組織 |
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附属図書館 |
附属研究所 |
不登校・ひきこもりサポートセンター |
社会貢献・ボランティアセンター |
情報処理センター |
看護実践教育センター |
心理教育相談室 |
教育研究上の基本組織に関する説明
キャンパス情報
外観
高等教育の修学支援新制度
高等教育の修学支援新制度の対象校か | 確認年月 |
---|---|
○ | 2024年8月 |
※対象校とは、大学等における修学の支援に関する法律に定める授業料等減免実施のための要件を満たしていることについて確認を受けた機関を指す。
要件を満たさない機関及び対象校となるための申請をしていない機関は空欄で表示される。
※対象校であっても要件に合う学生のみが支援の対象になる。
評価結果(認証評価及びその他の評価の結果)
評価機関 | 評価年月 | 評価結果 | |
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機関別認証評価 | 大学教育質保証・評価センター | 2023年3月 | 基準を満たしている |
評価機関 | 評価年月 | 評価結果 | |
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機関別認証評価 | 大学改革支援・学位授与機構 | 2017年3月 | 適合している |
評価機関 | 評価年月 | 評価結果 | |
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業務の実績に関する評価 | 福岡県公立大学法人評価委員会 | 2024年8月 | ― |
学生支援
修学支援
新入生については、学務部が主催する「新入生全体オリエンテーション」において履修方法等を説明、さらに、学科別オリエンテーションにおいて、時間割や科目選択について指導している。2~4年生についても、新年度始めに学科別、学年別でのオリエンテーションで科目の履修、GPA制度、実習(人間社会学部)、コース選択(看護学部)について、詳細な説明を行っている。
大学院研究科では、全体の「大学院新入生オリエンテーション」を行った後、両研究科において、ガイダンスを実施し、新入生には履修、2年次生には修士論文について、担当教員から詳細な説明を行っている。
また、人間社会学部では、各学科、各学年に学生アドバイザー教員、担任教員を配置し、看護学部では、学生アドバイザー教員を配置して、個別学習支援を行っている。
生活支援においては、国の高等教育の修学支援新制度に基づく授業料減免制度を実施するとともに、福岡県立大学看護学部和田紘子奨学基金から看護学部に在籍する学業成績が優秀で、経済的な理由により学業を継続することが困難である学生1名に対して、毎年度、年間授業料の半額を給付している。他にも公立大学法人福岡県立大学授業料等に関する規程第6条に基づき、学業が優秀かつ、学生と生計を一にする者が災害等により著しい損害を受けた場合や学費負担者が死亡、失業した場合など授業料の納付が困難と認められる学生に対し、予算の範囲内で授業料の減額や免除を行う制度を設けている。令和3年度は、減額を延べ152名、免除を延べ178名に対して実施をした。
また、学費負担者の経済的理由等により、修学を継続することが困難となった学生を対象に、大学が学生の学費・生活費を無利子で貸与する公立大学法人福岡県立大学真島・市場特別奨学金制度を設けている。
心身の健康に係る支援
学生の健康管理のため、保健室を設けている。保健師1人が常駐し、学生の病気やケガの応急処置、健康相談や病院紹介・病院移送など保健上の要求に対応している。また、定期健康診断を毎年4月に実施し、検査の結果、異常を認めた学生への健康相談や医療機関紹介を行っている。また、学部新入生には、健康調査を実施し、必要に応じて保健師及び臨床心理士が面談を行っている。
学生が大学生活において当面する問題について援助を行うため、学生相談室を設置し、医師免許、臨床心理士資格等を所有する教員及び臨床心理士資格を持つ学外相談員が相談に応じている。また、学生相談室に学生相談室運営部会を設置し、学生相談室の運営に関し協議し、教職員が連携して学生の支援に努めている。
学生相談室の窓口は保健室におき、保健室の保健師が申し込みを受け付け電話やメールでも申し込みができるようにしている。また、相談者のプライバシー保護のため専用の相談室を設けている。学生相談室では、「オアシス(学生相談室)だより」を毎年発行し、学生相談室の利用状況や相談員の紹介を行っている。
心身の障がい等により授業の受講等に支障を感じている学生への配慮を行うため、学生総合支援センターを設けている。学生は保健室・学生相談室・教員との面談等から配慮申請を行い、学生総合支援センター運営部会の協議により配慮内容を決定している。
ハラスメント等人権侵害の防止及び人権侵害に適切に対応するための措置、並びに人権意識向上のために、公立大学法人福岡県立大学における人権侵害の防止及び対策等に関する規程を制定し、就学等における健全で快適な環境の確保に努めている。
留学生支援
外国人留学生特別科目として「日本語」・「日本語会話」・「日本語表現論」・「日本事情」・「Japanese Language」のカリキュラムを組んでおり、「日本語」・「日本語会話」・「日本語表現論」については1週間に3日(火曜日、木曜日、金曜日)集中的に授業を行っている。「日本事情」では様々な分野について講義を行い、留学期間を通して日本の文化・歴史・現代日本事情等について総合的に学べるように配慮している。また、人間社会学部では、各学科、各学年に学生アドバイザー教員、担任教員を配置し、看護学部では、学生アドバイザー教員を配置して、個別学習支援を行っている。生活面においては、留学生1人に対して1人の日本人学生のチューターを配置し、来日時から1か月半程度、生活・学習面のサポートを行っている。入学時オリエンテーションでは、入国時の諸手続及び民間アパート、学生寮の案内について説明を行うとともに、授業履修や日本における生活等の相談に学務部学生支援班が対応している。また留学生と電話やメールで連絡が取れるようにし、日本の生活に慣れてからも、適宜声かけをして生活等の相談をうけている。
留学生支援(日本人学生への支援)
短期語学研修として、現在2週間のイギリス海外語学実習(夏)と韓国短期研修(春)を実施した。参加者には事前研修を行い、留学先における留意点について詳細な指導を行った。さらに、留学期間は本学教員が引率者として同行し、学習および日常生活におけるサポートをした。
協定校である中国の南京師範大学、吉林大学珠海学院、韓国の大邱韓医大学校、三育大学校、威徳大学校への1年間の交換留学の際は、募集段階から留学を希望する学生の相談を受け付けた。交換留学が決定した学生に対しては、経済的負担を軽減することを目的とした派遣留学生奨学金を渡航前に支給した。さらに、交換留学経験者や協定校から本学に留学している交換留学生との顔合わせの機会を作るほか、学生支援班における担当者が海外留学保険やビザの取得についてアドバイスを行った。留学後は担当者と派遣学生が直接メールをやりとりし、現地の状況及び安否確認をしていた。また必要に応じて派遣先大学の担当者と連絡をとり、留学全般に対するサポートを行った。
障害者支援
障がい者に対しての施設整備としては、車椅子に対応するためスペースを確保した多目的トイレや、段差解消のためのスロープ、エレベーター、階段手すりの設置など、学内の主要な施設においては、バリアフリー化がなされている。
1・2・3・4・5号館といった教育のための施設、管理棟・講堂、大講義室、図書館、附属研究所には入り口にスロープ、階段には手すりが設置されており、このうち、2号館を除いては、それぞれエレベーターと多目的トイレも設置されている。
学内のその他の施設である、体育館・プール、心理学実験棟、福利厚生棟については、入口にスロープが設置されており、体育館・プール、福利厚生棟には多目的トイレも設置されている。
就職・進路選択支援
学生の進路のサポートをするため、キャリア相談室を設置している。専任のカウンセラーが常駐し、学生の進路相談、履歴書添削、模擬面接等を行っている。また、本学学生専用の就活ナビサイトを通じて、学生求人情報やインターンシップ情報を提供している。
さらに、全学部共通で3年次4月にキャリアガイダンスを実施するとともに、看護学部では「キャリアガイドブック」を用いて学科独自のキャリアガイダンスを実施している。その他、全学部3年生向け就職ガイダンス、公務員試験対策講座、学内業界研究セミナー、個別就職説明会等を開催している。
課外活動
クラブ活動の状況
本学には、ボランティア系8、文化系15、体育系18の学生団体が存在する。学生団体が課外活動で使用する施設は、ボランティア系については、ほとんどが学外であるが、文化系については、茶室(3号館1階)、プール下スタジオ、体育館1階外裏スタジオ2、視聴覚教室(1号館3階)、講堂、学生会館、体育館2階ダンスフロア、学内花壇及び音楽リズム教室であり、体育系については、体育館、テニスコート(3面)、グラウンド、プールである。
学生団体の結成、更新、解散、届出事項の変更等については、事務局学務部学生支援班で対応している。年1回以上サークル代表者会議を招集し、飲酒・喫煙・熱中症等の注意を喚起するとともに、学生自治会及び後援会からのサークル補助金交付について説明している。
併せて、「学長懇談会」の場で、学生から提出された要望について話し合うことにより、学生生活に関するニーズを把握してその解決を期している。
ボランティア活動の状況
本学の学生はボランティア活動への参加を活発に行っている。特にボランティア活動への参加を教育プログラムに取り入れた「援助力養成プログラム」では、ボランティア活動を通じて、講義や演習だけでは身に付けることができない経験をし、将来の援助者としての確かな力を育むことを目的としている。本学では、主に下記の3つの場面で、学生がボランティア活動に参加している。
1 社会貢献・ボランティア支援センター
社会貢献・ボランティア支援センターは、学生のボランティア活動を支援することにより、学生の自主性、社会性、行動力を養うことを目的に、平成21年12月に開設した。
令和4年度は78件のボランティア依頼情報を学生に提供し、延べ236人の学生が活動に参加した。
2 不登校・ひきこもりサポートセンター
不登校・ひきこもりサポートセンターは、地域の不登校児童生徒を支援することを目的に、平成19年9月に開設し、開設当初より本学学生のボランティアである「県大子どもサポーター」が支援活動に参画している。
県大子どもサポーターは、1年生前期の「不登校・ひきこもり援助論」を受講し、不登校をはじめとする課題を抱える子供への関り方の基礎を学び、サポーターとして登録し派遣事業に参加する。令和4年度は、実人数233人、延べ3,073人が活動を実施した。
3 ボランティアサークル
本学には、伝統的に多くのボランティアサークルが存在し、活発に活動を展開している。8のボランティアサークルが、地域で様々な活動を展開している。
学生寮一覧
学生寮の有無 |
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有 |
所在地 | 福岡県田川市大字伊田4395番地 GoogleMapで参照 |
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学生寮からキャンパスへのアクセス |
大学敷地内 大学敷地内 |
定員 | 60人 |
寮費(食費込) | |
寮費(食費無) | 4,300円 |
入寮条件 |
女子学生かつ通学に片道1時間30分以上要する者 女子学生かつ通学に片道1時間30分以上要する者 |
特色 |
大学敷地内にあるため安心・安全であるうえ、移動時間がかからず、勉強、サークル活動、アルバイトといった時間の有効活用が可能である。 大学敷地内にあるため安心・安全であるうえ、移動時間がかからず、勉強、サークル活動、アルバイトといった時間の有効活用が可能である。 |
(2023年4月1日現在) | |
所在地 | 福岡県田川市大字伊田4395番地 GoogleMapで参照 |
学生寮からキャンパスへのアクセス |
徒歩1分以内 徒歩1分以内 |
定員 | 99人 |
寮費(食費込) | |
寮費(食費無) | 11,000円 |
入寮条件 |
女子学生かつ通学に片道1時間30分以上要する者 女子学生かつ通学に片道1時間30分以上要する者 |
特色 |
大学のすぐ近くにあるため安心・安全であるうえ、移動時間がかからず、勉強、サークル活動、アルバイトといった時間の有効活用が可能である。また、管理人あり。 大学のすぐ近くにあるため安心・安全であるうえ、移動時間がかからず、勉強、サークル活動、アルバイトといった時間の有効活用が可能である。また、管理人あり。 |
(2023年4月1日現在) | |
所在地 | 福岡県田川市大字伊田4395番地 GoogleMapで参照 |
学生寮からキャンパスへのアクセス |
大学敷地内 大学敷地内 |
定員 | 12人 |
寮費(食費込) | |
寮費(食費無) | 8,000円 |
入寮条件 |
男子学生かつ通学に片道1時間30分以上要する者 男子学生かつ通学に片道1時間30分以上要する者 |
特色 |
大学敷地内にあるため安心・安全であるうえ、移動時間がかからず、勉強、サークル活動、アルバイトといった時間の有効活用が可能である。留学生も同居しており、日常的に国際交流が図れる。 大学敷地内にあるため安心・安全であるうえ、移動時間がかからず、勉強、サークル活動、アルバイトといった時間の有効活用が可能である。留学生も同居しており、日常的に国際交流が図れる。 |
(2023年4月1日現在) |
財務諸表等