大学の基本情報
- 大学名
- 奈良先端科学技術大学院大学
- 本部所在地
- 奈良県生駒市高山町8916番地の5
- 設立年(設置認可年)
- 1991
- 大学の連絡先(代表番号、メールアドレスなど)
- 0743-72-5111
平日8:30~12:00、13:00~17:15
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問合せページへ - 大学の種類
- 国立・大学(大学院大学を含む)
- 総学生数(学部)
- 総学生数(大学院)
- 1,203人
- 総教員数(本務者)
- 233人
- 教員(本務者)一人当たりの学生数
- 5.2人
(2025年5月1日現在)
大学の教育研究上の目的や建学の精神
学部を置かない国立の大学院大学として、最先端の研究を推進するとともに、その成果に基づく高度な教育により人材を養成し、もって科学技術の進歩と社会の発展に寄与することを目的としています。
大学の特色等
Transformative(トランスフォーマティブ)という英単語は、「変革的な」などと訳され、何かを本質的に変える、あるいは変化や進歩をもたらすことを示す形容詞です。学部を持たない独立大学院というユニークな国立大学として1991年に本学が創設された背景には、わが国の科学技術研究、および人材育成のあり方に変革をもたらすという狙いがありました。
大学の学部では既存の学問体系に沿った教育研究が行われることが多いため、併設された大学院組織の再編や転換などにも制約が生じがちです。一方、学部を持たない奈良先端大では、科学技術分野の急速な進展に対応した柔軟な教育研究体制の整備ができるという特徴があります。
また、学部がないゆえに、国内外さまざまな大学・学部、高等専門学校の卒業生、社会人を本学の大学院プログラムに受け入れていることは、学生の流動性と多様性の向上につながります。学内進学を中心とする日本の大多数の大学院と一線を画す本学学生の多様性は、多彩なバックグラウンドを持つ学生が協働し、かつ切磋琢磨する欧米の大学院のそれに近いと言えます。
奈良先端大は、大学院の国際化という変革も目にみえる形で先導してきました。春と秋、年2回の入学を制度化し、日本語だけでなく英語でも科目履修・研究指導・学位認定を可能にすることで、現在、学生の4人に1人は世界40の国・地域からの留学生となっています。日本にありながら、海外の大学院で学ぶかのような、グローバル人材の育成環境を実現しています。
本学は、修了生のキャリアパスの拡大についても、変革と言える成果をあげています。日本の大学院修了者、特に博士号取得後の進路は、大学教員などアカデミアに限定されがちなことが問題となっていますが、奈良先端大の博士課程修了者は近年、半数以上が企業や官公庁に就職しています。研究者はもちろん、社会で広く活躍できる人材を輩出する人材育成とキャリア支援は、本学の強みです。
立ち止まることなく、奈良先端大はこれからも新事業に取り組みます。本学は文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業 (J-PEAKS)」に採択され、生産年齢人口の減少が進む日本において、研究開発力の維持・拡大を可能にする新たなモデルの確立を目指します。高度人材の育成に加え、研究の自律化・データの利活用に基づくオープンイノベーションなど、研究開発の未来像を追求します。
奈良先端大は自らを変革し、そして社会の変革を先導する大学として、これまでも、そしてこれからも、"transformative"という形容詞がふさわしい大学であり続けます。
教育研究上の基本組織
| 研究科 |
|---|
| 先端科学技術研究科(博士課程(前期)) |
| 先端科学技術研究科(博士課程(後期)) |
| 情報科学研究科(博士課程(後期))(平成30年度以降学生募集停止) |
| その他の学内組織 |
|---|
| 先端科学技術研究科附属デジタルグリーンイノベーションセンター |
| 先端科学技術研究科附属メディルクス研究センター |
| 総合情報基盤センター(附属図書館) |
| 生命科学研究基盤センター |
| マテリアル研究プラットフォームセンター |
| データ駆動型サイエンス創造センター |
| 保健管理センター |
教育研究上の基本組織に関する説明
キャンパス情報
所在地
奈良県生駒市高山町8916番地の5 GoogleMapで参照
アクセス
奈良交通バスにて、高山サイエンスタウン行き乗車(学研北生駒駅から約5分、高の原駅から約25分、学園前駅から約25分)、「奈良先端科学技術大学院大学」下車すぐ
外観
アクセス図
校地・校舎等の施設及び設備その他の学生の教育環境(バリアフリー等の対応状況含む)
・大学会館に食堂、喫茶室、コンビニエンスストア、保健管理センターを設けています。
・運動施設として、グラウンド、バレー・バスケットコート、テニスコートを備えています。
・宿泊施設として、研究者交流施設「ゲストハウスせんたん」を設けています。当施設には集会施設も備えています。
・バリアフリー化への対応として、スロープ、身障者用トイレ、エレベータ、自動ドア、身障者用駐車場、点字ブロック等を整備しています。
高等教育の修学支援新制度
| 高等教育の修学支援新制度の対象校か | 確認年月 |
|---|---|
※対象校とは、大学等における修学の支援に関する法律に定める授業料等減免実施のための要件を満たしていることについて確認を受けた機関を指す。
要件を満たさない機関及び対象校となるための申請をしていない機関は空欄で表示される。
※対象校であっても要件に合う学生のみが支援の対象になる。
評価結果(認証評価及びその他の評価の結果)
| 評価機関 | 評価年月 | 評価結果 | |
|---|---|---|---|
| 国立大学法人評価(第3期中期目標期間) | 国立大学法人評価委員会 | 2023年3月 | 教育:顕著な成果/研究:顕著な成果/社会連携:上回る成果/その他:上回る成果/業務運営:上回る成果/財務内容:達成/自己点検評価:達成/その他業務:達成 |
| 評価機関 | 評価年月 | 評価結果 | |
|---|---|---|---|
| 大学機関別認証評価 | 大学改革支援・学位授与機構 | 2022年3月 | 適合している |
| 評価機関 | 評価年月 | 評価結果 | |
|---|---|---|---|
| 大学機関別認証評価 | 大学評価・学位授与機構 | 2016年3月 | 適合している |
| 評価機関 | 評価年月 | 評価結果 | |
|---|---|---|---|
| 大学機関別認証評価 | 大学評価・学位授与機構 | 2010年3月 | 適合している |
学生支援
修学支援
・授業内容に関するオフィスアワーの設定、研究指導に関する複数指導教員制を採用しています。
・学生が大学院生活を送る上で直面する、様々な問題や悩みに対する支援を行うため、研究科、保健管理センター、留学生・外国人研究者支援室(CISS)、教育支援課及び国際課に相談員を配置し、「学生なんでも相談」窓口を設けて相談体制を充実させています。
・自主的な学習環境として、学生に1人1台のパソコンを貸与しています。学生は、曼陀羅ネットワークを通じて、計算サーバ群の利用や世界中の多くの電子ジャーナルや文献の閲覧が24時間可能です。
・冊子体の資料を提供する来館型図書館サービスについても、学生は24時間閲覧室を利用し、図書を貸出返却することができます。
・授業収録システムを使って日々の授業を収録・公開し、自主学習の支援を行っています。
心身の健康に係る支援
学生の心身の健康を保持するため、保健管理センターを設置し、Check機能(健康診断)、Cure機能(日常診療)、 Care機能(生活指導・健康教育の充実)の相乗作用による、学生の健康増進(health promotion)を目指しています。 また、診察室・懇話室/健康相談室・休養室を機能的に配置し、内科医師・看護師が常勤しています。
留学生支援
秋季入学制度及び留学生特別推薦選抜制度を設置し、留学生を受け入れるための環境を整備しています。
また、各種奨学金に関する情報提供や、優秀で意欲ある留学生を支援するため、RAとしての雇用や授業料の免除等を行う外国人留学生特別奨学制度により、経済支援を実施しています。
生活面においては、各新規渡日留学生には、チューターを配置し、渡日直後の生活サポートを行っています。
また、留学生・外国人研究者支援室(CISS)において、留学生とその家族も含めた生活支援業務を行っています。特に、出産・育児関連の案内・申請や、子供の保育・学校関連の手続きをサポートしています。さらに、地域住民との交流の場や日本文化に触れる機会創出のため、学内外のイベント情報を提供しています。
留学生支援(日本人学生への支援)
日本人学生の国際性の涵養や学生の自立性を伸ばすため、日本学生支援機構海外留学支援制度(協定派遣)、奈良先端科学技術大学院大学支援財団支援事業、トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラムにより、海外での英語研修やラボステイ、国際学会での発表支援、海外協定校への派遣支援を実施しています。また、各種財団等による海外留学奨学金に関する情報提供を行っています。
障害者支援
障害のある学生のための総合相談窓口として、障害学生支援室を設置しており、障害者支援を必要とする学生に対して、研究科、保健管理センター、教育支援課が連絡・調整を行い、授業・研究に必要な資材の提供、学習、研究及び生活支援のためチューターを配置するなどの支援を行っています。施設面においては、バリアフリー化への対応として、スロープ、身障者用トイレ、エレベータ、自動ドア、身障者用駐車場の屋根、点字ブロック等を整備しています。
就職・進路選択支援
キャリア支援室において、研究科就職担当をはじめとした学内組織と連携し、組織的なキャリア支援を行っています。また、民間企業や就職支援機関、他大学のキャリアセンター等との連携を密にし、留学生を含む学生やポスドクの就職・進路のキャリア・パス拡大、マッチングに向けた取り組みを実施しています。
課外活動
クラブ活動の状況
本学の認定課外活動団体に対して、各種競技道具の購入等の支援を行っています。施設面では、バレーボール・バスケットボールコート、集会室及び茶室を構内に整備するほか、奈良先端科学技術大学院大学支援財団が隣接地で管理しているグラウンド及びテニスコートが本学優先で利用できるようになっています。その他、学生の健康増進のための運動用具やレジャー物品を整備し、学生に貸し出しを行っています。
ボランティア活動の状況
本学の認定課外活動団体「NAIST Science Communicators(NASC)」の主催により、大学近隣住民を対象に科学実験教室やサイエンスカフェなどの取り組みを行っています。また、アカデミックボランティア実習として、一般向けの教育プログラムの講師に大学院生を派遣する取り組みなどを行っています。
学生寮一覧
| 学生寮の有無 |
|---|
| 有 |
| 学生寮名 | 学生宿舎 |
|---|---|
| 所在地 | 奈良県生駒市高山町8916番地の5 GoogleMapで参照 |
| 学生寮からキャンパスへのアクセス |
徒歩5分 徒歩5分 |
| 定員 | 709人 |
| 寮費(食費込) | |
| 寮費(食費無) | 13,000円 |
| 入寮条件 |
(博士前期)入学試験の成績等を考慮し、選考します。(博士後期)希望者は、全員入寮可能です。 (博士前期)入学試験の成績等を考慮し、選考します。(博士後期)希望者は、全員入寮可能です。 |
| 特色 |
本学の宿舎は、キャンパス敷地内に立地し、安価な宿舎費で提供しており、学生の時間的・経済的な負担を軽減する一助となっています。また、24時間体制で研究活動をサポートするため、宿舎にいながらでも附属図書館や国内外の学術研究機関のネットサービスを利用できるネット環境を提供しています。 本学の宿舎は、キャンパス敷地内に立地し、安価な宿舎費で提供しており、学生の時間的・経済的な負担を軽減する一助となっています。また、24時間体制で研究活動をサポートするため、宿舎にいながらでも附属図書館や国内外の学術研究機関のネットサービスを利用できるネット環境を提供しています。 |
(2025年5月1日現在) | |
財務諸表等
財務に関する情報(財務諸表・決算報告書・事業報告書・財務報告書)