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人文社会科学研究科(博士課程(後期))

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

人文社会科学研究科の目的は、次のとおりである。
・豊かな人間性と研究倫理を基盤に、人間・社会・文化・文学・政治・経済に関わる諸問題を総合的に検討し、地域社会から国際社会まで様々なレベルで直面する課題の解決に貢献できる、高度な専門的学識を備えた応用力豊かな人材を育成する。
・言語文化専攻では、国際的な視野を背景に、日本と英語圏における文学と文化及び言語の特質に関する深い知識と高度な専門性を身につけ、価値観の多様化に対応して各界で活躍できる人材と言語(日本語・英語)教育の分野において貢献できる人材を育成する。
・社会科学専攻では、地域社会と国際社会における政治・経済の諸活動とその背後にある価値の本質を理論的に考察するとともに、課題対応の実践的能力を身につけ、産業界から国際協力に至る分野において貢献できる人材を育成する。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

高度な専門性を基に社会で活躍する女性リーダーや研究教育機関で研究教育者を目指す者や社会人を募り、大学院で主体的に研究を遂行するために必要な研究能力、専門学力や国際的な教養を重視する。
 特に、次のような能力・意欲を有する者や社会人を求める。

(1)人間の文化や言語あるいは国際的な経済、政治、社会や企業活動等から生じる問題や現象を対象として、独創的で自立した研究・分析を行う能力を有すること。
(2)研究に対する高い倫理観を有し、真摯に取り組む自律した姿勢を持っていること。
(3)研究成果を女性が活躍する男女共同参画型社会の創造のために提案・還元する意欲と優れた実践能力を有すること。

専攻ごとのアドミッション・ポリシー(求める学生像)はこちら→http://www.fwu.ac.jp/graduate/human_ss02/

教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

 人文社会科学研究科では、大学院の目的及びディプロマ・ポリシーを実現するために、より高度な研究能力を有し牽引的立場となる専門家の育成や、国際社会で活躍し得る柔軟な適応性及び判断力を備えたリーダー的人材の養成を図る。この目的を達成するために、教育課程の編成において、研究指導科目と専門科目を設ける。

(1) 優れた博士論文の完成をめざし、研究を通して各専門領域での豊かな知識と洞察力を伴う解釈、高度の分析力と的確な表現力の獲得を図るため、研究指導科目を設ける。また指導教員に加えて副指導教員を設けることにより、隣接する専門領域の視点からも研究指導を充実させる。
(2) 複数分野の教員からも指導を受けさせることで、各専門分野を相互に連携させながら、研究課題を多角的な視点から深化させて、独創的な手法を用いて研究を進展させ、研究者としての能力を養うため、専門科目に総合演習科目を設ける。
(3) 在学生の様々な研究分野や関心に応じて、当該分野の専門家から博士論文の作成に向けた高度な専門知識を提供するため、多様な講義科目を専門科目に設ける。
(4) 学生個々の専攻分野と関連のある公的機関や研究所等での研修先で実務経験を積む機会を提供することで、諸地域における政治や経済、国際社会の課題を理解させるとともに、自らの専攻が実社会にどのように貢献できるかを実践を通して学ばせるため、インターンシップ科目を専門科目に設ける。
(5) 学生の研究領域に対応した主指導教員と副指導教員が協働して、学生個々に対する適切な研究指導を行う。
(6) 「厳格で適正な成績評価に向けた指針(大学院用)」を定め、同指針に則って厳格な成績評価を行う。
(7) 博士論文の審査は「人文社会科学研究科学位論文(博士後期課程)審査基準」に則って厳正に実施し、学位認定を適正かつ公正に行う。

学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

人文社会科学研究科では、次に掲げる学修目標に到達した者に学位を授与する。

(1) 所定の単位を修得し、高度な専門知識と技能、広い視野と的確な判断力・分析能力を活かして社会や教育研究分野で自立して活躍できる能力や、女性のライフステージで直面する課題を克服して次代の女性リーダーとして国内外で専門性を必要とする職業を担いうる能力を身に付けていること。
(2)所定の年限在学し、博士論文または特定の課題についての研究の成果の審査及び最終試験に合格すること。