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理工学群

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

理工学群は、環境科学、生命科学、ナノ科学を中心として、融合領域を含む教育、研究を行い、科学技術、自然環境の有機的なつながりを理解できる広い視野と倫理を持って活躍する人材を養成することを目的とする。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

高知工科大学は「大学のあるべき姿を常に追求し、世界一流の大学を目指す」ことを目標として掲げています。この目標に賛同し、来るべき社会に活躍できる人材になるという強い意志と情熱を持ち、勉学意欲のある人を求めます。
高知工科大学には、システム工学群、理工学群、情報学群、データ&イノベーション学群、経済・マネジメント学群の5学群があります。各学群の教育の理念・目標を理解するとともに、それぞれの分野への高い関心と志望動機・目的意識を持ち、本学で学ぶための基礎学力を有していると認められる人の入学を希望しています。

高知工科大学(学士課程全体)のアドミッション・ポリシーのもとに、理工学群では、自然科学について興味があり、探究心に溢れ、次のような資質を持つ人を求めます。

①自然科学全般を学ぶための十分な基礎学力
②学んだことを社会で活かすためのコミュニケーション力と語学力
③持続可能な社会の構築に尽力したいという意欲
④身に付けた広い分野の知識を融合させて社会に貢献したいという情熱

さらに、大学院へ進学することで、製品開発・商品開発や持続可能な社会の構築をけん引するような、先端的な科学技術に精通した人材を目指すことを推奨します。

本学群の入学試験について、上記の4つの求める資質を評価・選抜するために、以下の入試を実施します。
4つの資質を持ちあわせながら、特に①と②に秀でた人を選抜するために「一般選抜」を実施します。一般選抜では、主に、大学入学共通テストと理科・数学の個別学力試験の結果をもとに評価し、選抜します。
4つの資質を総合的に評価するために「学校推薦(一般区分)」、「総合型選抜」を実施します。学校推薦(一般区分)では、口頭試問にて①、②を、面接試験にて③、④を評価します。面接試験と口頭試問の結果に、提出書類の評価を加え、総合的に人物を評価し、選抜を行います。総合型選抜では、面接試験と提出書類にて②、③、④を、学群適性検査にて①を評価します。適性検査と面接試験の結果に、提出書類の評価を加え、総合的に人物を評価し、選抜を行います。

さらに、多様な人材を求めるために「社会人特別選抜入試」を実施し、優れた人材を見出します。

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教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

大学全体の共通科目に加え、物理学、化学、生命科学の3分野に関する幅広い知識を身に付けることを目的とした、専門科目を提供します。
〇カリキュラムの構成
(1)工学系共通科目
工学全般の基礎理論・基礎概念を深く理解するとともに俯瞰的な視点を獲得する科目を配置しています。
(2)専門基礎科目
物理学、化学、生物学などの自然科学的素養を育む基礎科学系の科目を配置しています。
(3)専門発展科目
 専門分野を学ぶうえで重要となる基幹的な科目を配置しています。
(4)専攻領域科目
先端的な学際領域の科目と卒業研究によって構成されています。
〇特色
・自然科学全般を基礎から応用まで学ぶことができるカリキュラムを提供しています。
・直接観察やコンピュータを用いた多くの実験科目を提供しています。
〇専攻
「応用物理」、「機能化学」、「生命情報」の3つの専攻に、それぞれ履修モデルと修了要件を設定しています。
■応用物理専攻
・材料科学、シミュレーション物理などの応用物理分野に関する知識を修得します。
・物理・材料実験により、応用物理分野に関する基本的実験・測定・観察・シミュレーション技術とデータ解析法を修得します。
・卒業研究を通じて、応用物理分野の最先端研究に資する実践的な研究力を身に付けます。

■機能化学専攻
・機能性物質の合成法や性質を理解するための基礎となる分析化学、無機化学、有機化学、物理化学およびそれらの複合的・発展的な化学分野に関する知識を体系的に学びます。
・化学実験・化学演習により、基本的な実験操作や物質の構造・機能を評価する手法を修得します。
・卒業研究を通じて、機能化学分野の最先端研究に資する実践的な研究力を身に付けます。

■生命情報専攻
・多様な生命現象で機能する生命情報のしくみを理解し活用するために必要となる生物学基礎知識を幅広く体系的に学びます。
・生物実験や演習により、生命科学の発展的な研究開発の基礎となる基本的な実験技術を修得します。
・卒業研究を通じて、生命情報分野の最先端研究に資する実践的な研究力を身に付けます。

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学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

 教育の基本理念として「来るべき社会に活躍できる人材の育成」を掲げ、広い教養を備え深い専門知識と優れた人間性を持つ想像力豊かな人材を養成します。その実現のために、以下のような能力を身に付け、学則に定める卒業要件を満たした者に対して学位を授与します。
1 自発性・創造性
  自ら問題を発見・提起し、目標を定め、そこに到達する技法を見出し解決することができる自発性と創造性
2 システム的視点
  分野を超えた知識や視野を持ち、物事をトータルなシステムとして捉え最適化することができる能力
3 国際的思考とコミュニケーション能力
  グローバル化が進む社会の中で、自らの考えを発信するために必要とされる国際的な視野とコミュニケーション能力
4 専門能力
  社会の潜在的要求を察知し、それを実現するための方策を見出すことができるなど、社会で十分に活躍できる高度な専門能力や技能と視野

 理工学群の設定した科目の学修を通じて、科学技術、自然環境の有機的なつながりを理解できる広い視野と倫理を持って活躍する人材を養成することを目的とし、以下の知識および能力を身に付けた者に対し、学士(理工学)の学位を授与します。
1 基礎的な理工学の知識を有機的に連結して活用できる能力
2 物理学、化学、生命科学のいずれかの分野における高度な専門知識
3 製品や生産プロセスの社会・自然環境に対する影響を予測し評価できる価値判断力

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