学部・研究科等ごとの目的
地域社会における多様な福祉ニーズに対応できる広い視野と専門知識を有するとともに、福祉に関する問題解決に向けた実践力を兼ね備えた人材の育成を目的とする。
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
教育課程編成・実施の方針に定める教育を通して、卒業認定・学位授与の方針に定める学修の成果をあげるために必要な、次に掲げる学力を備えた人。
【知識・技能】
高等学校の教育課程を幅広く修得し、社会福祉の理論や実践について学ぶための基礎的な知識や理解力を身に付けている。
【思考力・判断力・表現力】
誰もが幸せに暮らせる社会の実現について他者とともに語らい、自分の意見をまとめて伝えることができる。
【主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度】
人や社会に関心があり、他者を理解し共感しながら福祉社会の実現のために貢献しようとする意欲がある。
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
<社会福祉学科>
教育課程の体系
社会福祉学科の教育課程は、卒業認定・学位授与方針に基づき、それぞれの資質・能力がバランスよく身に付けられるように6つの科目群から構成されています。また、学生が将来の進路を明確にし、主体的に学ぶことができるように、社会福祉コース、精神保健福祉コース、子ども家庭コース、地域社会コースの履修モデルを示しています。4コースはいずれも、地域共生社会における多様な福祉ニーズに対応できる広い視野と福祉マインドを身に付け、希望する卒業後の進路に合わせた学びを得ることができる教育内容になっています。
社会福祉コースでは、卒業後に社会福祉施設、社会福祉協議会、医療機関等で働くことを想定し、地域社会の福祉課題を発見・探求しコミュニティソーシャルワークを実践する能力の涵養に重点を置いた科目等を履修して、社会福祉士国家試験受験資格取得を目指します。精神保健福祉コースでは、卒業後に精神科医療機関や障害福祉サービス事業所等で働くことを想定し、精神保健福祉領域におけるソーシャルワーク実践能力の涵養に重点を置いた科目等を履修して、社会福祉士国家試験受験資格取得とともに精神保健福祉士国家試験受験資格取得を目指します。子ども家庭コースでは、卒業後に児童福祉施設や家庭福祉の問題に対応する機関等で働くことを想定し、子ども家庭ソーシャルワーク実践能力の涵養に重点を置いた科目等を履修したり、学校で福祉教育・特別支援教育に携ることを想定し、教職科目及び教育の基礎的理解に関する科目等を履修したりして、社会福祉士国家試験受験資格取得とともに高等学校教諭一種免許状(福祉)及び特別支援学校教諭一種免許状(知的障害者・肢体不自由者・病弱者)の取得を目指します。地域社会コースでは、卒業後に行政機関(公務員)や民間企業等で働くことを想定し、社会福祉学部における専門的な学びを基礎として、地域社会における多様な福祉ニーズを理解し対応するために必要な力を身に付けます。
履修モデルは、卒業認定・学位授与方針で示している資質・能力をバランスよく修得できるように、順序性と体系性に配慮して示しています。順序性と体系性については、カリキュラムツリーで示しています。
・教育課程の編成・教育内容・方法・学修成果の評価
※詳細は以下のページをご参照ください。
https://www.yamaguchi-pu.ac.jp/sw/cc/policy/
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
<社会福祉学科>
地域共生社会における多様な福祉ニーズに対応できる広い視野と福祉マインドを基盤として、専門知識と豊かな共感力、想像力を有するとともに、支援を必要とするすべての人々の生活課題の解決に向けて、連帯・協働しながら主体的に考えて行動できる実践力と高い倫理観を有する人材。
【知識・技能】
地域共生社会における多様な福祉ニーズに対応するために、広い視野と専門的な知識を有し、人々の生活課題の解決に向けて人や環境に働きかける技能を身に付けている。
【思考力・判断力・表現力】
共感性と想像性を備えた柔軟な思考力と、人々の生活課題の発見と解決に向けた判断力を有し、自己の考えを他者に論理的に分かりやすく伝える表現力を身に付けている。
【主体性・多様性・協働性】
社会正義を拠り所として、共に生きることができる社会を実現するために、多様な価値観を持つ人々と連帯・協働し、主体的に考えて行動できる実践力と高い倫理観とを身に付けている。