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看護学研究科(博士前期課程)

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

◆教育研究上の目的
 人間の尊厳を基盤とし、保健医療福祉をとりまく環境の変化に斬新、創造的かつ先駆的に対応できる専門知識と技術をもった人材を育成し、 実践と研究をとおして看護学の発展に寄与することを理念としています。
 修士課程においては、広い視野にたった看護学の精深な学問を授け、 高度な専門性を有する看護の実践能力や研究者としての基礎能力を養い、国内はもとより外国において活躍しうる人材の育成を目的としています。

◆育成する人材像
 広い視野にたった看護学の精深な学問を授け、高度な専門性を有する看護の実践能力や研究者としての基礎能力を養い、国内はもとより外国において活躍しうる人材の育成を目的としています。専門看護師をはじめ、看護管理や政策および看護教育の領域での高度な専門職業人を育成します。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

【博士前期課程】

●求める学生像
広い視野にたって看護学を探求し、高度な専門性を有する看護の実践能力や研究者としての基礎能力を養い、国内はもとより海外において活躍する意欲にあふれた人を求めています。

◆アドミッションポリシー
1.看護学の基礎的な能力を有する人
2.倫理的感受性をもって保健・医療・福祉の状況を捉え、柔軟に行動できる人
3.論理的思考をもって看護学の知識を自ら学んでいくことができる人
4.国内外において、看護学や看護実践の発展に寄与する意欲のある人

●入学選抜における評価方法
アドミッション・ポリシーに挙げた1および3の資質および能力を個別学力検査(英語及び専門科目)により評価します。

※ 2および4については出願者が提出する資料と面接試験により評価します。

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教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

看護学研究科看護学専攻では、ディプロマ・ポリシーの達成のために、それぞれの課程やコースの特性に沿って科目編成を行っている。基本的に大学院レベルの国際・学際的教養を身につけ、看護学を精深に理解し、さらにそれぞれの専門性を深められるよう、カリキュラムを工夫している。
【博士前期課程】
 博士前期課程は、研究コース、高度実践看護コース、実践リーダーコースおよび災害看護グローバルリーダーコースを開設する。カリキュラムは、看護現象を捉える力を育成し探究するために、看護学の基盤となる理論や研究に関わる「看護学基盤科目」、幅広い視点から課題解決にあたる学識と教養力を養うための「関連教養科目」、高度実践看護において共通して必要となる知識であり、各専門領域の知識・技能の修得を相乗的に高めるための「看護学共通科目」、看護の専門的知識を実践に根ざして捉えるため、専門領域毎の専門性を高める「領域別専門科目」で編成されている。専門領域毎にコース別の履修モデルを示しているが、各コースにおける領域別専門科目の構成を以下に示す。

 研究コースでは、研究者養成を目的として、以下の科目を配置している。
1.看護現象を焦点化し研究課題を導くための専門領域の講義、演習科目を置く。
2.看護における知識や技術の検証、新たな理論や方法論の創設等、看護課題についての研究能力を育成するために、特別研究科目を置く。
 高度実践看護コースでは、専門看護師養成を目的として、以下の科目を配置している。
1.各専門領域において、対象の特性に応じて健康問題を分析・評価するために必要な諸理論に関する科目を置く。
2.各専門領域における高度実践看護を実現するために、ケアとキュアの両側面からの演習科目と臨床実習科目を置く。
3.健康問題に関わる多様なニーズに対応する高度実践看護を実現するために、専門領域の枠組みを超えた科目を置く。
4.看護ケアを開発および看護の役割拡大をするための臨床研究の能力に関わる特別課題演習科目を置く。
 
 実践リーダーコースでは、ヒューマンケアの実践でリーダーシップを発揮する人材の養成を目的として、以下の科目を配置している。また、授業で学修したことを現場で実践しながら能力の開発につなげるために、現にヘルスケア、スクールヘルスの現場で就業を継続しながら就学できるよう、授業は主として土曜日に開講するほか、平日夜間、夏期・冬期等に集中講義で行う。
1.組織看護学領域並びに地域看護学領域では、実践現場で遭遇する看護の組織的課題の解決に必要な5つの能力(看護を創造発展させる力、戦略的組織構成力、状況分析評価力、組織的行動力、人材開発育成力)を育成するために、組織を理解し、課題解決やシステム変革、人材育成を展開する実践的な知識・技能の育成を目指した講義、演習、実習科目を置く。
2.学校保健学領域では、スクールヘルスプロモーションにおける保健・医療に係る知識・技能を「広める学び」の科目と養護教諭としての教育、指導や活動を「深める学び」の科目を置く。
3.看護情報学領域では、看護情報学および情報科学分野に関連する知識・技術に基づいた保健・医療・福祉分野における情報システムを構築・発展させるために必要な基礎的な能力の育成を目指した科目を置く。
4.各専門領域に関する、実践的な課題を発見し、解決につながる活動と研究を支援する科目を置く。

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学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

 看護学研究科看護学専攻博士課程に所定の期間在学し、看護学およびその関連開設科目を履修して修了要件となる単位数を修得するとともに、学位論文の審査および最終試験に合格した次の要件を満たす者に、学位を授与する。

【博士前期課程】
博士前期課程(修士課程)は、臨床現場における看護実践の改革者および研究者の養成を目的とし、4つの履修コースを設けている。下記の各コース共通の能力とコース別の能力を身につけた者に修士(看護学)の学位を授与する。学位の英語表記はMaster of Science in Nursingとする。

<全コース共通>
1. 人間の尊厳を理解し、高い倫理観と専門職としての看護観を有している
2. 広い視野に立った学識を有し、看護学の発展と探求に寄与できる
3.人々の健康と生活の質向上のため、保健・医療・福祉の変革に寄与できる

<研究コース>
1.実践に根差した研究課題を探索し、必要な研究方法を用い取り組むことができる
2. 看護実践を支える科学的・哲学的基盤を理解し、看護研究を通して、看護学の体系化とその発展に貢献できる研究能力を有している

<高度実践看護コース>
1.看護の現象を捉える洞察力を身につけ、ケアとキュアを融合させた高度な看護を実践する能力を有している
2.多様な専門職と連携を図り、リーダーシップを発揮して臨床現場の変革に繋がる方略を自ら導き出す能力を有している

<実践リーダーコース>
1. 地域・学校・産業・医療機関を含む様々な場におけるヒューマンケアの実践に関する課題の解決に取り組む能力を身につけている
2.人々の健康生活の実現に向けたケアおよびシステムのイノベーションにリーダーシップを発揮する力を備えている

<災害看護グローバルリーダーコース>
1.さまざまな災害状況におけるケアニーズを捉え、人々が健康に生きることを支援する能力を身につけている
2.災害によってもたらされる社会的課題を多角的に捉え、他の学問分野やセクターと協働・協力して課題解決に向かうリーダーシップと調整力を有している

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