学部・研究科等ごとの目的
◆育成すべき人材像
工学研究科では、第1に、科学技術の分野で創造的、独創的研究を推進し先駆的な情報を発信することにより学術の進展に寄与すること、第2に、学術の基礎を広く深奥に極めかつ高度な専門学識並びに専門領域を横断した学際性を備えた研究者・技術者を育成することを基本としている。
◆博士前期課程
前期課程においては、各専攻の学術の基礎となる専門領域の学識を十分に理解しつつ、これを生かした研究者・技術者として活躍するための基礎となる高度な専門的技術力を習得させる。これら専門領域の高い学識と技術力を基礎として、学際的領域に踏み込んだ研究課題を設定し体験させることにより、社会から求められる実践的な研究・技術開発に適応できる能力を習得させるとともに、高い倫理観をもつ人材を養成する。
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
◆博士前期課程
【求める学生像】
工学研究科の理念と目的は、科学技術を創造しその応用を通して、人類の幸福や福祉に貢献し、自然環境と調和のとれた豊かな地球の未来を担える研究者・技術者の育成です。そのために豊かな教養と高い倫理観を有した、以下に該当する人材を受け入れます。
1.工学研究科の理念と目的に共感し、その実現に意欲を持って取り組める人
2.自然科学や工学の基礎の学識と専門の知識と技能を有し、課題の発見とその解決に向け、論理的な思考ができる人
3.他者の考えを理解するとともに、自らの意見を的確に表現し、議論できる表現力とコミュニケーション能力を有する人
4.地域や世界から求められる学際的かつ実践的な研究と技術開発に適応できる研究者・技術者になるための研究意欲を有する人
【入学者選抜の基本方針】
上記の人材を求めるために、一般学生、社会人、外国人対象の一般選抜、推薦入学特別選抜、学部 3 年生を対象とする特別選抜、外国人編入学生を対象とする推薦入学特別選抜を設けています。
【具体的選抜方法と資質・能力の関係】
1.一般選抜:学力試験、面接及び出願書類を総合して評価を行います。推薦入学特別選抜:優れた研究者・技術者を育成するために、小論文、面接及び出願書類を総合して評価を行います。
2.学部 3 年生を対象とする特別選抜:博士後期課程への進学を前提として、特に優れた研究者・技術者を育成するために、面接及び出願書類を総合して評価を行います。
3.外国人編入学生を対象とする推薦入学特別選抜:地域から世界まで幅広く活躍できる優れた研究者・技術者を育成するために、口頭試問及び出願書類を総合して評価を行います。
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
工学研究科においては、科学技術の分野で創造的、独創的研究を推進し、先駆的な情報を発信するとともに、学術の基礎を広く深奥に究めかつ高度な専門学識及び専門領域を横断した学際性を備えた研究者・技術者を養成することを目的に、教育・研究を行っている。
前期課程においては、各専攻の学術の基礎となる専門領域の学識を十分に理解しつつ、これを生かした研究者・技術者として活躍するための基礎となる高度な専門的技術力を習得させる教育・研究を展開している。また、これら専門領域の高い学識と技術力を基礎として、学際的領域に踏み込んだ研究課題を設定し体験させることにより、社会から求められる実践的な研究・技術開発に適応できる能力を習得させるとともに、高い倫理観をもつ人材を養成する教育・研究を展開している。
学修の成果の評価については、試験、レポート、参加度、発表内容、論文の審査結果等により、学修目標に即して多面的な方法で行っている。
【電気物性工学専攻】
電気物性工学専攻では、電力の発生と輸送及び電気絶縁システム、光・レーザー応用、各種電子材料の開発と電気物性、これらを用いたデバイス等の電気物性工学領域に関する教育・研究指導を行う
【電気物性工学専攻】
電気物性工学専攻では、電子材料・デバイス、光エレクトロニクス、超小型回路・システム、情報通信ネットワーク、データベース、ソフトコンピューティング等電子情報工学領域に関する教育・研究指導を行う
【機械工学専攻】
機械工学専攻では、高度な力学、熱力学、流体力学、機械振動、コンピュータ制御による情報制御技術、先端的な機械設計、精密加工、機械計測制御等の機械工学領域に関する教育・研究指導を行う
【材料・放射光工学専攻】
材料・放射光工学専攻では、力学的・化学的・磁気的特性等の高機能性を有する新材料開発、放射光を利用した材料の精密構造解析や超微細成形加工技術等の材料・放射光工学領域に関する教育・研究指導を行う
【応用化学専攻】
応用化学専攻では、高分子・液晶等の新有機材料、微生物による環境浄化システム、遺伝子プローブ、セラミックス・機能性ガラス等の応用化学領域に関する教育・研究指導を行う
【化学工学専攻】
化学工学専攻では、新規物質を探索するマテリアルサイエンスと、製造プロセスを最適化するケミカルエンジニアリングを融合させた化学工学領域に関する教育・研究指導を行う
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
工学研究科においては、科学技術の分野で創造的、独創的研究を推進し、先駆的な情報を発信するとともに、学術の基礎を広く深奥に極めかつ高度な専門学識及び専門領域を横断した学際性を備えた研究者・技術者を育成することを目指している。工学研究科では、教育・研究を通して下記の能力を身に付けた学生に修士(博士前期課程)あるいは博士(博士後期課程)の学位を授与する。
【博士前期課程】
1.各専攻の学術の基礎となる専門領域の学識を十分に理解している。また、研究者・技術者として活躍するための基礎となる高度な専門技術力を身に付けている。
2.学際的領域に踏み込んだ研究課題を体験している。また、社会から求められる実践的な研究・技術開発に適応できる能力を身に付けている。
3.高い倫理観を持っている。