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医学部

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

 福島県立医科大学医学部は、心を感じ、知を持ち、技を活かし、和を育み、地域を創造する医師を養成します。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

福島県立医科大学医学部は、心を感じ、知を持ち、技を活かし、和を育み、地域を創造する医師を養成します。

●求める学生像 
この理念・目標を実現するために、次のような人を求めます。
1.いのちを尊ぶ心を備えた人
2.高い倫理観と豊かな人間性を備えた人
3.広い視野と適切な判断力を備えた人
4.科学的探究心と創造性を備えた人
5.地域の発展や東日本大震災からの福島県の復興に貢献する熱意を備えた人

●入学者選抜の基本方針 
入学後の修学のために、高等学校までの各教科において以下の科目を修得していることが望まれます。
国     語:『国語』 
地理歴史・公民:『地理総合,地理探究』、『歴史総合,日本史探究』、『歴史総合,世界史探究』、『公共,倫理』、『公共,政治・経済』のうちから1科目。または、『旧世界史B』、『旧日本史B』、『旧地理B』、『旧倫理,旧政治・経済』のうちから1科目 
数     学:『数学Ⅰ,数学A』及び『数学Ⅱ,数学B,数学C』または、『旧数学Ⅰ・旧数学A』に加えて『旧数学Ⅱ・旧数学B』、『旧簿記・会計』、『旧情報関係基礎』のうちから1科目 
理     科:『物理』、『化学』、『生物』のうちから2科目 
外  国  語:『英語』 
情     報:『情報Ⅰ』または『旧情報』

1.一般選抜(前期日程試験) 
医師を目指す者として高い学力を有し、人格的に優れた者で、特に論理的思考力と探究心を備えた学生を求めています。 大学入学共通テストに加え、個別学力検査(数学、理科、外国語)、及び面接の結果、並びに出願書類を総合して選抜します。なお募集枠の中に、将来福島県内の医療を担うという強い意志と情熱を持つ学生を求めるために地域枠を設けます。地域枠を受験する学生は入学後、「福島県緊急医師確保修学資金」の貸与を受け、本学卒業後に県内の公的医療機関等に勤務することが条件です。

2.学校推薦型選抜 
学業・スポーツ・文化活動等において、特に優れた成績または実績を有し、人格的に優れた者で、他の模範となり、将来福島県内の医療を担うという強い意欲と情熱を持つ者を求めています。 総合問題、大学入学共通テスト、及び面接試験の結果、並びに高等学校長の推薦書、調査書等の出願書類を総合的に評価して選抜します。選抜の対象となるのは、高等学校長が責任をもって推薦できる者で、大学入学共通テストの成績が各教科の配点合計の概ね80%以上の者です。なお学校推薦型選抜の募集枠にA枠とB枠を設けます。A枠は福島県内の高等学校を卒業見込みの者または前年度の卒業生を対象とし、本学卒業後に本学附属病院または本学が指定する福島県内の医療機関等で3年以上、医学・医療に従事する(※)ことが条件です。B枠は福島県外の高等学校を卒業見込みの者または前年度の卒業生を対象とし、「福島県緊急医師確保修学資金」の貸与を受け、本学卒業後に県内の公的医療機関等に勤務することが条件です。※ 「3年以上、医学・医療に従事する」とは、2年間の臨床研修を含め、連続して3年以上、医学・医療に従事することをいう。なお、「臨床研修」とは、卒後臨床研修(初期研修)のことをいう。

3.総合型選抜 
医学を志す者として高い学力を有し、人格的に優れており、特に能動的で、リーダーの素養を有する学生を求めています。総合問題、自己推薦書、調査書、特別活動に関する報告書等の出願書類、及び面接(MMI(※))を総合して選抜します。 ※ MMI(Multiple Mini Interview)とは、1回の面接ではなく、受験者が評価項目別の面接室を移動しながら、各々独立した短時間の面接を複数回行って多面的に評価する面接手法。

4.海外教育プログラム選抜 
入学者の多様性を確保し、自立して世界的に活躍できる人材を育成するため、海外教育プログラム選抜を行います。 医師を目指す者として高い学力を有し、能動的で、国際的なコミュニケーション能力と優れた協調性を有する学生を求めています。総合問題、自己推薦書・特別活動に関する報告書等の出願書類、及び面接を総合的に評価して選抜します。大学入学共通テストは課しません。

5.私費外国人留学生選抜 
日本国籍を有しない者で、独立行政法人日本学生支援機構が実施する「日本留学試験」を受験し、かつ出入国管理及び難民認定法において大学生活に支障のない在留資格を有し、大学の定める諸要件に該当するものに対して、私費外国人留学生選抜を行います。 医師を目指す者として高い学力を有し、国際的なコミュニケーション能力と優れた協調性を有する学生を求めています。個別学力検査、面接、出願書類及び日本留学試験の結果を総合的に評価して選抜します。大学入学共通テストは課しません。

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教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

卒業認定に必要な能力を身につけるため、医学教育モデル・コア・カリキュラムに提示された教育内容に発展的科目群をらせん型に配置し、1-6年次にわたる体系的な一貫らせん型カリキュラムを構築しています。
 一貫らせん型カリキュラムでは、総合科学系科目,生命科学・社会医学系科目,臨床医学系科目からなる全人的医療人教育を基盤とし、それら科目を緊密に行き来しながら、融合した総合教育科目を成長・習得度に合わせ6年間を通して繰り返し発展的に学ぶことができます。
さらに協力病院と共に、卒後初期研修・専門研修につながる一貫した臨床実習からなるカリキュラムとなっています。
増大する医学的知識に対応するためには、能動学習を継続する姿勢の修得が必須であることから、縦横に統合型の講義・実習を取り入れ、また能動的プログラムを十分に確保することで、学生の自己研鑽能力を高めて生涯学習の姿勢を培います。
これらカリキュラムの修得、到達目標の達成度は、出席・授業態度・試験結果・発表内容・レポート・実習の自己評価などから、総合的に、本学の履修規程に則って評価します。

● カリキュラム概要
1.医師としてのプロフェショナリズムとコミュニケーション力
2.科学的探究心 (生涯教育 と 医学/科学の発展への貢献)
3.医学的知識とその応用、診療の実践
4.医療と社会・地域 (福島をモデルとした地域理解)

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学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

教育理念・目標として「心・知・技・和・地」を掲げ、患者に寄り添う医療人、保健・医療・福祉に貢献できる医師・医学研究者の育成に努めてきました。それを受け、本学では以下を満たす者に学士を授与します。

1.患者と地域社会のために、患者を主体とした最善の医療を実践するプロフェッショナルとして、必要な倫理観の基盤・知識と技術を習得した者
2.医学、医療の視点から、地域から世界に広がる社会貢献ができる医師・医学研究者の基礎として、科学的思考力および自律的に生涯学習を継続する姿勢を習得した者
3.医学部履修規程に則り、卒業までに所定の単位を授与され、授業科目の修了認定を受けた者