学部・研究科等ごとの目的
社会システム経営学院は、学士課程の学びを発展的に継続し、より高度な経営専門知を学ぶ講義、より深化した実習の機会、社会実装を目指した研究の発展的継続を組み合わせた「往還型研究」に取り組むことで、これからの組織リーダーに求められる実践的な課題解決力を修得することを目的とします。
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
<教育目的>
社会システム経営学院では,経営学の専門知を修得することで,地域における経営課題の解決を推進できる人材の育成を目的としています。
<求める学生像>
1.経営学の基礎的専門知と論理的思考力を有し,それらを学術的・実践的にさらに高めていこうとする意欲と関心を持つ人
2.国内外の社会経済の時事的動向や学術的動向に高い関心を持ち,それらを理解・分析するために必要とされる多角的な視野や思考力を有する人
3.職務での経験知や他分野での学びを,経営学の専門知と結びつけることにより各種の組織における経営課題の解決を推進するリーダーとなる熱意を持つ人
4.地域社会の経営課題を深く理解し,関係者と適切なコミュニケーションをとりながら,これまでにはない新しい課題解決策を提案しようとする意欲のある人
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
社会システム経営学院では、養成する人材像、ディプロマ・ポリシーを実現するため、教育課程の基本的な考え方を踏まえ、以下のカリキュラム・ポリシーを設定しています。
[CP1]コア科目では、経営学領域の体系的専門知とそれを応用する経営思考力を修得する。大学院レベルの経営学系の科目群に加えて「社会システム経営学特論」も配置し、文理の枠を超えたシステム思考による経営学を学ぶ。
[CP2]コア実習として、「社会システム経営学実習」(共修型グループワーク実習※1)を配置する。コア科目で修得した内容を活かしながら、民間組織・自治体等と連携したフィールドワークを通じて、より複雑な地域の経営課題の解決に取り組み、地域の経営課題をリーダーとして解決できるような実践力を涵養する。
※1 多様な属性の大学院生と地域のステークホルダーがともに共修する実習型の科目。
[CP3]ビジネス実習として、民間組織・自治体等と連携したインターンシップ型の実習を配置する。特に社会人経験がない学生に対する課題発見力や課題解決力を涵養する。
[CP4]実務家演習として、活躍する実務家を交えた演習機会を提供する。専門知と思考力を活かした実践力を磨き、応用力と汎用性の向上を図る機会とする。
[CP5]応用科目として、各自の問題意識・研究テーマ・将来のキャリアプランなどに応じて必要とされる経営学領域の応用的な専門知と多面的な思考力を修得する。幅広い関連領域の学びの機会を提供するとともに、連係協力研究科の協力のもと、文理の枠を超えてつなげる学びを推進する。名古屋大学経済学研究科との連携科目も配置する。
[CP6]専門演習(プロジェクト研究)として、コア科目、コア実習、ビジネス実習、実務家演習、応用科目の履修と並行しながら、指導教員の下で個別具体的な経営課題の解決に取り組み、その成果を修士論文とする。専門知と思考力を活かして、具体的な課題解決力を涵養する。
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
社会システム経営学院では、修了時に以下の専門的能力を身に付けた者に修士の学位を授与します。
「高度な経営専門知(専門知)」
DP1 [経営領域の体系的専門知]
経営専門領域における、大学院レベルの体系的経営専門知を修得し、活用できる能力。
「多角的な経営思考力(思考力)」
DP2 [データ分析・論理的思考力]
課題発見・解決のために多様なデータを収集・分析し、論理的に結論を導き出す能力。
DP3 [デザイン思考力]
課題発見・解決のために多様なデータを収集・分析し、論理的に結論を導き出す能力。
DP4 [システム思考力]
地域の成り立ちをさまざまな主体や要素が複雑に影響し合う社会システムとして捉えつつ、あらゆるモノや知識を繋げて解決策を探るシステム思考力
「専門知と思考力を活かした実践力(実践力)」
DP5 [組織内マネジメント力]
高度な経営専門知と多面的な経営思考力を修得し、高い倫理観に基づいて、さまざまな組織体を運営する能力。
DP6 [実践的課題解決力]
経営課題の解決策を、関係者と適切なコミュニケーションをとりながら、実際に実行に移して、推進する能力。
DP7 [実践的アントレプレナーシップ]
起業家精神により新しい価値を生み出すことで、活力ある社会システムの実現に貢献できる能力。