学部・研究科等ごとの目的
【教育理念・目標】
経済科学部は、人文社会科学全体を視野に入れた経済学・経営学の学修の拡大・深化と、課題探究能力の育成により、急速に変化しつつある現代社会において、地域社会の着実な発展に貢献しうる人材を育成します。
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
経済科学部は、所属するプログラムを2年次進級時に決定する「レイト・スペシャリゼーション」の体制をとっています。入学時にはプログラム希望は問いませんが、受験者はのちに所属することになるプログラムについてもおおまかに理解していることを望みます。4つのプログラムはそれぞれ人材育成目標、ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)、カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)を備えており、それに対応したアドミッション・ポリシーを持っています。以下に経済科学部を構成する4つのプログラムの求める人物像を示します。
<経済学プログラム>
・社会の多様な問題に強い関心を持ち、課題に向かって主体的に行動できる人
・経済学の確かな専門知識を身に付けたいと考えている人
・文系・理系という枠組みを超え、幅広い教養を身に付けたいと考えている人
・多様性を受け入れ、地域社会や国際社会で活躍する意欲を持っている人
・高校卒業程度の基礎学力を有し、国語・英語の文章読解力および数学的・論理的思考力を備えている人
<経営学プログラム>
・経営学に関する確かな専門知識および理論を身に付けたい人
・企業や公的機関といった組織の行動原理について高い関心を有する人
・総合大学の利点を活かして、経営学のみならず、学際的・国際的視野で幅広い知識を身に付けたい人
・経営学に関する専門能力を活用して企業や公的機関で活躍したい人
・国税専門官、税理士、公認会計士といった専門職を志す人
・高校卒業程度の基礎学力を有し、国語・英語の文章読解力および数学的・論理的思考力を備えている人
<学際日本学プログラム>
・人文社会科学の複数の学問領域を身に付け、日本とアジアが直面する問題を多角的に考えることを望む人
・グローバルな視点から、自らの考えを積極的に発信することを望む人
・様々な人と「ともに学ぶ」ことを通じて、他者に開かれた粘り強い対話力を身に付けることを望む人
・高校卒業程度の基礎学力を有し、国語・英語の文章読解力および数学的・論理的思考力を備えている人
<地域リーダープログラム>
・経済学・経営学だけでなく人文社会科学分野の専門知識を身に付け、地域が直面する課題に取り組むことを望む人
・あらゆる物事に対して自律的に取り組む意欲を持つ人
・社会的課題の解決に高い興味関心を有し、ひいては地域社会を変革していく強い意欲を持つ人
・高校卒業程度の基礎学力を有し、国語・英語の文章読解力および数学的・論理的思考力を備えている人
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
1年次のアカデミックスキル科目において大学での学修に必要なアカデミックスキルの基礎を身に付けるとともに、学部共通基礎科目において経済学・経営学を中心とする人文社会科学分野の基礎を学び、主専攻プログラム選択に必要な幅広い基礎知識を身に付ける。2年次に主専攻プログラムに配属された後は、各プログラムのカリキュラム・ポリシーと学生個人の問題意識に基づいた学修を、体系化された専門科目の履修指針である履修モデルを頼りに進める。さらに多様な演習で、具体的な課題に即した探究を積み重ね、他者とすすんで協働しながら課題解決に取り組むことのできる能力を涵養する。
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
経済科学部の4つのプログラムはそれぞれ人材育成目標、ディプロマポリシー、カリキュラムポリシーを備えており、各プログラムが掲げる人材育成目標に係る能力を有すると認められる者に、各プログラムに応じた学士の学位を授与する。