学部・研究科等ごとの目的
教育学部は、教育に関わる諸課題を総合的、かつ多角的な見地から理解するとともに、実践的・先進的な資質・能力を身につけた教員の養成を目的としています。神奈川県内唯一の国立大学教員養成系学部として、文明開化の地・横浜に位置する国立大学ならではの地域や世界とつながる実践的で先進的なカリキュラムを揃え、県内各教育委員会等と連携した教員養成及び教員研修などを通じ、グローカルな視点から教育の未来を切り拓くことのできる人材を輩出することを目指します。
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
【求める学生像】
教育学部の教育理念は、教育現場の未来を支えるべく、多面的かつ包括的な視野と洞察力とを兼ね備え、社会の変化に柔軟に対応できる次世代の教員養成を目指すことにある。教育学部(学校教員養成課程)は、学校教育に関心が高く、教員として子供の学びへの支援の方法を能動的かつ協働的に創造していこうとする強い熱意を有する、次に示す人を求める。
・教員として、子供とコミュニケーションをとりながら共に学び続けたい人
・学校教育の充実、創造に貢献したい人
・特別支援教育の充実、創造に貢献したい人
・現代的な教育課題に対して、他者と協働的に広い視野に立った解決策を構想し実践したい人
【入学者に求める知識や能力・水準】
教育学部(学校教員養成課程)が入学者に求める知識や能力・水準は次によるものとする。
・子供と共に未来を切り拓いていくために、高等学校までに身に付けた知識・技能を現代的教育課題の解決に活用する力
・高等学校までに身に付けた知識・技能を前提とし、現代的教育課題の解決に必要な視野の広い思考力・判断力・表現力
・教員として子供と関わり、主体性を持って多様な人々と協働しつつ学ぶ態度やコミュニケーション能力
■横浜国立大学[学士課程]の入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)
https://www.ynu.ac.jp/education/plan/initiative/admission/
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
【教育課程の編成方針】
YNUの教育課程は、学部、学科・課程(学士の学位を授与する教育課程プログラム)の人材養成目標その他の教育理念・目標の実現とともに、卒業認定・学位授与の方針(Policy1ディプロマ・ポリシー)による4つの実践的「知」を身に付けさせるために必要な授業科目を開設して体系的に編成するものとする。
教育課程の編成に当たっては、学部、学科・課程(学士の学位を授与する教育課程プログラム)に係る専門分野の知識を教授するとともに、幅広い知識・教養、実践的な思考力とコミュニケーション力を培い、高い倫理観と責任感を兼ね備えた創造性豊かな人間力を涵養するよう配慮するものとする。
【教育課程の実施方針】
YNUの教育課程は、学部、学科・課程(学士の学位を授与する教育課程プログラム)において国際通用性のある質保証された学士課程教育を実現するとともに、教育課程の編成方針に従い、次に掲げる取組を実施するものとする。
・多様な価値観を理解し、高い倫理観を養い、主体的・創造的な能力を身に付けるため、先進的な研究成果を取り入れた学士課程教育を実施
・学際的な能力を身につけ多様な視点を有する幅広い専門性を持った人材を育てるため、主専攻に加え、課題解決能力の育成に対応する学部横断教育課程プログラムおよび副専攻プログラムなどを充実
・実践的な課題を探求し、論理的かつ批判的に思考し、創造的に解決する能力を育むため、課題解決PBL(Project/Problem Based Learning)やグループワークなど対話型手法によるアクティブラーニング学修、産学連携や学外フィールドワークなど理論と実践を往還する学修を教育課程プログラムに配置
・自らの学びが世界を舞台に挑戦できるものになるよう、高いコミュニケーション力と国際性を育成する全学教育を展開
・学生の資質・能力に応じた自己実現を支援するため、職業観、人生観、社会人としての倫理観、責任感の醸成を図るキャリア教育を入学時から実施
・初年次教育については、多様な入学者が自ら学修計画を立て、主体的な学びを実践できるようにする観点から充実を図る
全ての学生が障がいの有無によって分け隔てられることなく、十分な教育を受けられるよう、教育上必要な合理的配慮を講じるものとする。 また、障がい学生に対し十分な情報の提供を行うとともに、可能な限りその意向を尊重するものとする。
■横浜国立大学[学士課程]の教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
https://www.ynu.ac.jp/education/plan/initiative/curriculum/
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
YNUが卒業を認定し、学位を授与するために修得しておくべき学修成果(身に付けるべき資質・能力)として4つの実践的「知」を定める。
・学芸・諸科学に関する豊かな知的資産を学び、グローバル新時代に求められる幅広い専門性と多様な応用力を修得し、世界を舞台に挑戦できる知識・教養
・グローバルとローカルの視座から文理融合と分野横断を追求し、新たな「知」を創造して諸課題の解決に導く思考力
・外国の社会制度、文化、宗教、習慣などの多様性に対応できる国際的視点から共生社会の実現に貢献できる高いコミュニケーション力
・社会が直面する諸課題を解決する強い意志と責任感、普遍的な倫理観に基づく予測困難で変化の激しい時代を主体的に生き抜く人間力
■横浜国立大学[学士課程]の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
https://www.ynu.ac.jp/education/plan/initiative/diploma/