学部・研究科等の特色等
【人文社会科学部の特色 】
コースプログラム制
人文科学コース、国際社会コース、社会科学コースの各コースに、専門分野・学問的視点に基づいたプログラム(9プログラム)を設けます。3コースはそれぞれ入試を実施し、入学後は2年生からあなたの関心に沿った専門分野の“学びのコア”を各プログラムで展開している授業科目の履修を通じて形成していきます。それぞれのプログラムでは、専門分野を体系的に学べます。
プラットフォーム科目
人文社会科学部のすべての学生が履修する科目群です。グローバル社会と地域社会がどのような課題に直面しているのか、その課題を理解するための視点にはいかなるものがあるのか学ぶ科目です。人文科学と社会科学の双方の視点を関連付けて、課題解決の糸口を学びます。
ダブルコア・マルチコア
入学したコースに置かれたプログラムのなかから複数のプログラムを履修することを「ダブルコア」、入学したコースのプログラムに加えてそれとは異なるコースからプログラムを選択し履修することを「マルチコア」と呼びます。このようなしくみを構築することで、複数の“学びのコア”を形成しようとする学生を支援します。
アドバイザー教員と育む確かな学び
1年生から卒業まで一貫して少人数で学び授業が設けられています。アドバイザー教員は、あなたが身に付けようとする能力の向上に適した科目をアドバイスし、それぞれの科目で身に付けた知識と知識をつなぐ手助けもします。
〈人文科学コース〉
人文科学コースには文芸・思想プログラムと歴史・地理学プログラムという2つのプログラムがあり、言語学、日本文学、イギリス文学、哲学、心理学、歴史学、考古学、地理学といった人文科学の学問領域から得られる専門知識を体系的に学んでいきます。
その学びによって、人間や人間がつくり出す文化や社会に対する深い関心を持ち、さまざまな「知」のあり方に深く、幅広く触れて、柔軟な物事を見る目を養成しながら、文献資料やデータを分析する力、文書を作成する力を習得し、問題解決能力を養うことができます。
卒業時には学士(文学)が授与されます。
〈国際社会コース〉
国際社会コースでは、多元化・複雑化するグローバル社会を見据え、国内外の様々な「壁」を乗り越えて羽ばたくことのできる「グローバル市民」を育てます。
学びの核は、少人数ゼミナールとセットの≪3つのプログラム≫と、国内外での≪フィールド・スタディ≫。様々な外国語の運用能力アップはもちろん、専門知識に裏打ちされた深い洞察力と複眼的な思考力を身につけることで、言語コミュニケーションや異文化/自文化、グローバル社会の問題を主体的に考察・判断できるようになります。
卒業時には、学士(学術)が授与されます。
〈社会科学コース〉
社会科学コースは、人間が集まって形成した慣習や制度について、以下の4つのプログラムを通じて学習していきます。物事を単純化し、経済主体の関係性について考察する「経済理論プログラム」、地域問題を通じて社会制度を考える「経済政策プログラム」、継続的な企業活動を可能とする企業内外の仕組みを考える「経営・会計プログラム」、様々な人の見解や価値観への理解を基礎として、社会問題への解決策を提言する「法律・政治プログラム」。これらのプログラムは、それぞれ異なる視点で社会問題にアプローチをします。
多様な学問領域の考え方を学ぶことで、複眼的な思考方法を身に付け、様々な社会問題を認識し、解決できるような制度をデザインできる人材の育成を目指しています。
卒業時には、学士(経済学)が授与されます。