学部・研究科等の特色等
○人文社会科学専攻の教育目標
本研究科は、地域に貢献する高度の専門的職業人の養成を目標にします。環境問題、生命倫理、高度情報化など現代社会の錯綜した課題を考えるためには、これまでの専門の枠組みを越えた、幅広い知識と、柔軟な発想が必要です。社会もそのような人材を求めています。
では、当学の人文社会科学専攻はどこが新しいのでしょうか?
【新しさその1】
学問領域が新しい! -スペシャリストでありながら、グローバルな視野を持つ-
本専攻は、人文科学と社会科学の学問的2領域を統合する組織としました。それが「1専攻3コース」制です。「人文社会科学専攻」として1専攻 にすることにより、学問研究領域の範囲を広くし、その中で、個々のテーマを自由に組み合わせたり、融合することができます。21世紀の課題に柔軟に対応で き、複眼的視野を持った優れた人材が育っていくことを期待しています。
【新しさその2】
オリジナルな共通科目が新しい!-足元を見つめ、世界を考える-
本専攻には、独自の「共通総合科目」が用意されています。これは一言で言えば、人文科学と社会科学とを融合する科目で、 「総合高知研究」と「アカデミック・リサーチ入門」とで構成されています。
「総合高知研究」では、"高知"を素材にしたエクスカーションを通じて、幅広い知識や視野を獲得することを目指しています。「アカデミック・リサーチ入門」では、文献を素材にした調査・報告・討論を通じて、基礎的な研究技能を高めることが目標です。 共通総合科目の活動成果については、『総合高知研究 研究報告集』という形でまとめています。