学部・研究科等の特色等
■研究指導体制
本研究科は、教育研究の中心となる学校教育実践学及び教科教育実践学の特質を考慮して総合的・学際的な視点から研究指導ができるように、1人の学生に対して3人の教員が指導教員となります。(主指導教員1人、副指導教員2人とし副指導教員のうち1人は主指導教員の所属大学と異なる大学の教員としています。)
したがって、学生は主指導教員の所属する大学において研究指導を受けることになりますが、同時に連合大学院の利点を生かして他大学に所属する副指導教員の指導を受けることができます。
■教育課程
これまでの教育科学、教科教育学及び教科専門科学の各専門分野の枠にとらわれない各専門領域を有機的に統合化した授業科目を次の区分により開設しています。
① 総合共通科目
教育実践学の構築に関わる教育研究の遂行にあたって、教育課題を的確に把握し、課題解決の方略
を提示することのできる総合的な資質・能力の育成を主要な目的として、本研究科を構成する6大学
の教員が共同で開設し、夏期と春期にそれぞれ集中講義により実施する。この総合共通科目は、必修
科目として計4単位を履修する。
② 専門科目
個別の研究課題について、多様な専門的視点から総合的に検討し、その課題解決能力を修得させる
ことを目的として開設する。この専門科目は、学生の研究題目に基づき指導教員が作成する教育研究
指導計画書に従って計8単位以上を選択履修する。
③ 課題研究
博士論文への発展を期待する上で必要不可欠な演習として、学生の研究課題に即して開設する。こ
の課題研究は、主指導教員と副指導教員により第1年次から第3年次前期までの5学期間を通して開
講し、必修科目として計10単位を履修する。
■フレックスタイム・カリキュラム制度
(次の欄に掲載しています。)
■共同研究プロジェクト
本研究科は、連合大学院の利点を生かし、構成6大学の教員が所属大学、専門領域の枠を越えたプロジェクト型の共同研究を実施しています。
この共同研究プロジェクトは、その研究成果を論文、研究集会等により社会に発信する他、学生を積極的に共同研究へ参加させ、研究者としての研究遂行能力の育成を図っています。
本研究科では、職業を有する学生又は、在学中に就職した学生に対する教育方法の特例として、主指導教員の指導のもと、夜間その他特定の時間又は時期において授業科目の履修と研究指導を受けることができる「フレックスタイム・カリキュラム制度」を設けています。
この制度は、学生の申請に基づき、総合共通科目を除いた授業科目(専門科目、課題研究)及び学位論文の作成等に対する指導について適用し、指導教員や講義担当教員 との調整により土・日・祝日の時間帯や夏期、冬期、春期の休業期間中に集中講義等により履修することができる制度です。
なお、この制度の適用に当たっては、出願の際に制度適用について希望する主指導教員に了承を得ておく必要があります。
本博士課程は、修士課程、専門職学位課程のいずれの課程からの進学も可能です。