創薬科学科は、医薬品の創製に関する基礎および応用研究者となる人材の育成を目的とする4年制の学科です。本学科の特徴は、化学や生物などの基礎科目を人体・病気・薬との関連で学ぶことです。これらを通して、創薬科学科では大学や製薬企業などで活躍する研究者を養成するための基礎教育と専門教育を行ないます。創薬科学科は大学院修士課程への進学を前提としたカリキュラムを組んでおり、修士(2年間)・博士後期課程(3年間)でさらに進んだ専門教育を行います。
学部・研究科等の特色等
創薬科学科の教育課程の特色は、人体や病気に関する化学や生物などの基礎科目を人体・病気・薬と関連付けて学ぶ点です。創薬科学科では、4年の教育課程のうち3年間を基礎としての教育を行い、最後の1年間は応用的能力を養うために卒業研究を行います。卒業研究は、研究室に所属して、経験豊富な教員の指導の下で、個別に最先端研究に取り組み問題解決能力の向上を図るものです。基礎教育課程の教育では、多様化・高度化する創薬科学や生命科学などに対応できる基礎的能力を獲得するため、創薬科学に関連した化学系、物理系、生物系、環境系および医療系講義を受けることが義務付けられます。特色ある人材を養成するために、創薬科学科では創薬有機化学者および創薬生命科学者等を養成するための多様なカリキュラムを準備しています。
そのほかに本学科では次のことに力を入れます。
1.人文科学と自然科学を含む幅広い教養教育を重視します。
2.基礎的な専門教育と早期体験学習を低学年の時に行い、薬学を学ぶ目的意識を明確にし、その動機付けを高めるとともに、基礎学力を養います。
3.国際的に活躍する能力を培うために、異文化や言語文化に関する教養教育を行うと共に、英語による成果発表のための演習を実施します。