学部・研究科等の特色等
日本そのものをフィールドとして、分野を超え、多角的な視点で日本を捉え直します。具体的には、日本の社会(政治・経済・歴史)、文学・文化、日本語、日本語教育の4つの領域を横断的に学びます。また、日本語と英語の両方をコミュニケーションツールとして用い、日本人学生と外国人学生が同じ教室で一緒に学ぶことも特徴です。留学生は、各学年の定員の4割を占めます。1年次の導入科目では、英語による授業を5つ用意するなど英語に力を入れる一方で、日本語による読解力・分析力を高めるプログラムも用意しています。課題解決型のアクティブ・ラーニングもあり、異なる背景・母語を持つ学生が協働して課題に取り組むことで自律性を涵養します。所定の課程を履修することで、中学校・高等学校の「国語」の教員免許状を取得することも可能です。外国にルーツを持つ子どもが増える中で今後さらにニーズが高まっていく、日本語教育のスキルと多文化社会に対する知見を持った国語教員を目指すことができます。
1、2年次は、3学部共通の「世界教養プログラム」から興味のあるトピックを選んで学習します。また、本学部独自の「協働実践科目」により、多様な背景を持つ人たちと協働して課題を解決する手法を学びます。3年次からは、専門科目の講義・専門演習に取り組みます。
コース制は取らず、日本と日本語に関わる分野の中から興味のあるものを複数選び、演習に参加して研究技法を身につけます。その後、テーマを絞り込んで卒業研究に進みます。
国際的な視野から日本を総合的に学び、世界に向けて日本を発信する力や、多文化化する日本の課題解決に資する知識や協働力を備えた人材を育てていきます。
<将来想定される進路>
世界展開する日本企業/新聞社・放送局などのマスメディア/観光・運輸業/国際機関/官公庁/通訳や翻訳の仕事/日本語教育・日本文化に関わる国内外の教育・研究機関/中学・高校の国語教師/大学院進学 など