学科・専攻等の名称
学科・専攻名 | 修業年限 | 取得可能な学位 |
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国際学 | 2年 | 修士(国際学)、修士(学術)、修士(平和学) |
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
国際学研究科は、深い学識と広い視野に基づいて、専門的な立場から国際社会や地域社会に貢献できる能力や技能の育成を基本理念としています。国際関係、公共政策、経営政策、社会文化、言語文化等に関わる課題の分析・研究を通じて、国際社会とそれを構成するさまざまなコミュニティが直面している問題点や課題を自ら発見し解決できる実践的な人材の養成と、独自性の高い研究や諸活動に携わることのできる教育者・研究者・実務者の養成を目的として、教育課程を次のように編成し、実践します。
博士前期課程
1.全研究科共通科目 全研究科共通科目(広島市立大学大学院国際学研究科、情報科学研究科、芸術学研究科及び平和学研究科の共通科目をいう。)は、多様な文化・価値観を尊び、人間、社会、自然、平和に関する幅広い関心と知識を習得し、専攻する専門分野の既成の枠組みを超えて、多角的な分析視点、多様な問題意識、及び柔軟な判断力を養うことを目的として、人文、社会、自然、芸術などの学際的な授業科目で編成します。
2.研究科開設科目 政治、経済、文化の基本的枠組みを念頭に置き、国際学研究科特有の特色を持った専門研究に取り組めるように、専門基礎科目群と専門研究科目群(国際関係研究群、公共政策研究群、経営政策研究群、社会文化研究群、言語文化研究群)を設置するとともに、これらの領域を横断する地域研究や平和研究に関わる多彩な教育・研究内容の授業科目を開設します。
(1)専門基礎科目
研究者及び高度文系実務者を養成するために、専門基礎科目、国際研究特講、特別講義・演習を開設します。専門基礎科目として、人文・社会科学研究の基本的なアプローチ方法とアカデミック・スキルズ、及び統計処理・分析に必要な基礎知識を習得する科目を開設します。また、特に広島と世界の関連に着目した修士(平和学)の学位取得を目指す院生を対象とした平和学コア科目群や、国際研究特講としてのピース・インターンシップ等を配置します。
(2)専門研究科目群
2-1 国際関係研究群
グローバル化時代の国際社会やそれを構成するさまざまなコミュニティの変化に対応できる能力を養成することを目的に、国家、国際組織、市民や非政府組織など多様な主体の相互関係を、歴史的・理論的に深く学ぶための専門科目を開設します。また、世界各地域の国際関係史や政治外交史に関する高度な専門研究を通じて、課題解決能力を高めることを目指します。
2-2 公共政策研究群
多様化する現代社会の課題について、公共関連組織や民間企業などの役割や機能を考察しながら分析し対処できる能力を高めることを目的に、経済・社会の諸側面から理論的・実践的に学ぶ専門科目を開設します。経済政策、国際開発、環境経済、都市経済、非営利組織、情報メディア、持続可能な開発のための教育などの分野で、公共政策に関する高度な専門研究を通じた実践的能力を高めることを目指します。
2-3 経営政策研究群
グローバル化が進む事業環境で活動する組織や企業に求められる組織経営手法とビジネス・センスを磨くことを目的に、経営に関わる諸課題を、理論的・実践的に学ぶための専門科目を開設します。国際経営、マーケティング、人的資源管理、会計、国際商務、多国籍企業、国際金融などの専門研究を通じて、実際の経営に生かせる、長期的・多角的視野での柔軟かつ創造的な実践的能力を高めることを目指します。
2-4 社会文化研究群
複雑化が進行する世界と、多様化が進む地域の双方の課題に、人間とその社会に対する深い理解をもって対処できる能力を身に付けることを目的に、社会と文化の諸側面を歴史的・理論的に深く学ぶための専門科目を開設します。世界各地域の社会や文化に関して、歴史学、社会学、文化人類学、哲学などの専門研究を通じて、多様化が進む社会の中で、関連する分野で活躍できる実践的能力を高めることを目指します。
2-5 言語文化研究群
言語と文化に関わるさまざまな課題を専門的な理論や方法に基づき、研究することを目的とし、言語や文化が人々の社会的営みに果たす役割を深く学ぶための専門科目を開設します。日本語及び外国語教育、比較言語、言語政策、文学、異文化理解、通訳・翻訳などの専門研究を通じて、言語や文化に関わる分野に造詣を深めるとともに、関連する分野で活躍できる実践的能力を高めることを目指します。
教育課程の特色(履修モデル、カリキュラムマップ等)
授業科目
授業の方法・内容
年間の授業計画
シラバス等
学生が修得すべき知識及び能力に関する情報
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
国際学研究科は、所定の期間在学し、所定の単位を修得し、以下のいずれかの学識・能力を身に付けた上で、修士論文あるいは課題研究報告書を提出して審査に合格した学生に対して修了を認定し、修士(国際学、学術又は平和学)の学位を授与します。
・それぞれの専門分野(国際関係研究、公共政策研究、経営政策研究、社会文化研究、言語文化研究)における十分な学識と、グローバル化時代における諸課題を多面的かつ的確に分析し考察できる能力、及び高い研究能力
・国際学研究科における学修を通じて研鑽し身に付けた学識と、文系実務者としての能力
学修の成果に係る評価の基準
卒業・修了認定の基準
転学部・編入学等の可否、費用負担
可否 | 費用負担 | |
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転学部 | 不可 | |
編入学 | 不可 |
(2024年8月1日現在)
転学部・編入学情報補足
専攻分野
専攻分野 |
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外国文学 言語学 文化学 外国史 文化人類学・民俗学 哲学・倫理・宗教 心理学 コミュニケーション学 政治・政策学 経済学 商学・会計・ビジネス 経営学 社会学 社会福祉学 教育学(教員養成課程を除く) 国際関係学・国際協力 国際文化学・国際地域研究 地域社会学 |
その他の専攻分野 |
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平和学 |
専攻分野に関する説明