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学校教育学研究科

 
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教育課程

共同学校教育学専攻は、学校教育学に関する諸分野について、研究者として自立して研究活動を行い、又はその他の高度に専門的な業務に従事するに必要な高度の研究能力及びその基礎となる豊かな学識を養うことを目的として、2025年4月、北海道教育大学・大阪教育大学・福岡教育大学の共同により、日本初の全国を縦断した「教員養成単科大学」だけで設置された博士課程です。

本専攻では、「学校教育学」を「教育現場をフィールドとした臨床的研究により、学校教育の課題を明らかにするとともに、その課題の解決に向けた処方箋を教育現場等に還元する実践的学問である」と定義し、その修得をめざします。
そのため、これまで私たち各大学が取り組んできた教員養成の実績を活かして、新たな時代にむけた取り組みを進めるため、全国を縦断するネットワークを構築しつつ、学校現場をフィールドとした臨床的研究によって課題解決に寄与する大学教員等を養成するとともに、教員養成モデルや教員養成学の開発、個別地域に留まらない全国レベルでの課題解決につながる臨床的研究を行います。
臨床的研究とは、学校教育の場で生じる事象を対象として、課題解決の方法を開発し、それが教育的に有用であることを教育現場から得たデータをエビデンスとして示そうとする研究です。また、学校教育の場における実践のプロセスの記録・分析を通じて得られた知見をもとに、既存の理論を修正したり、新たな理論を導いたりする研究です。

学科・専攻等

学科・専攻名修業年限取得可能な学位
共同学校教育学専攻 3年 博士(教育学)

※表示人数は前年度の学位授与者数

教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

教育課程編成の方針
本専攻では、学校教育の臨床的研究に関する幅広い知識と深い理解に基づき、学校教育が直面する諸課題に対応し得る能力並びに教員養成系の学士課程・教職大学院を含む大学院課程等における高度な教員養成または教育委員会における教員研修等を遂行し得る能力を獲得し、我が国の教育課題解決と新しい時代の教育に寄与する質の高い教員を養成する大学教員や教員研修の専門家等を養成するために、以下のような教育課程を編成します。

学位論文に関連する個別の研究課題を探究することにより臨床的研究能力を培うための課題研究科目
学校教育及び教員養成に関わる諸課題についての理解を深めるとともに、学校教育に関する臨床的研究並びに教員養成に携わるために必要な知識とスキルを獲得させ、課題研究科目を方法論的側面から支える共通科目
臨床発達教育科学・臨床教科学における諸課題を把握し、その研究方法論を理解することにより、実践的諸課題を探究するために必要な先進的かつ多様な知見を獲得させ、課題研究科目を内容論的側面から支える分野科目

教育内容・方法に関する方針
課題研究科目では、個別の研究課題に関して演習と発表形式による授業を行います。
共通科目では、学校で生起する教育事象の臨床的研究に関する高度な研究法の習得、教員養成に関わる今日的課題と大学教員の職業としての専門性の理解のために、講義、演習等による授業を行います。
分野科目では、臨床発達教育科学の諸分野に関わる最先端科学の研究内容・方法論の習得、臨床教科学に関わる教科教育学と教科内容学を融合した形での内容論・教授方法論・教材開発の原理等の習得のために、講義、演習等による授業を行う¥います。
学位論文の研究においては、3大学の連携による指導体制の中で進めます。

学修成果等の評価の方針
学修成果の評価は、授業科目の目標を達成したことを確認するために、各授業の内容に応じて、筆記試験、口述試験、報告書等により、適切な評価の観点と方法を設定して行います。
最終試験の評価は、学位論文の研究に関連する内容について、口述試験により合否を判定します。
学位論文の評価は、本研究科の定める審査基準に基づき、3大学合同による学位審査委員会を設置して審査し、合否を判定します。

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教育課程の特色(履修モデル、カリキュラムマップ等)

本専攻名である「学校教育学」が研究対象とする、様々な学校教育課題の捉え方を2つの側面に分け、それぞれ「臨床発達教育科学分野」及び「臨床教科学分野」として位置付けた上で、各分野に応じた教育課程を構成しています。学生は、いずれかの分野に所属し、学位論文執筆のための研究活動を進めます。

臨床発達教育科学分野
子供の教育を取り巻く社会状況や学校教育が抱える課題の複雑化を鑑みると、「教員養成の高度化」には、臨床的な研究力と教員養成の学識をともに備えた専門性豊かな大学教員や教員研修の専門家の育成が急務であり、その育成を担うため、3大学が共同して博士課程の設置に向け取り組んでまいりました。 この度、教員養成系単科大学による博士課程としては約10年ぶりの新設が実現に至ったことは、昨今の学校現場を取り巻く状況を踏まえると、非常に意義深いことであると考えております。 これまで各大学が取り組んできた教員養成の実績を活かして、新たな時代に向けた取り組みを進めるため、全国を縦断するネットワークを構築しつつ、学校現場をフィールドとした臨床的研究によって教育課題の解決に寄与する大学教員や教員研修の専門家を育成するとともに、教員養成モデルや教員養成学の開発、個別地域に留まらない全国レベルでの課題解決につながる臨床的研究を行うことで、日本の教員養成と学校教育を牽引すべく尽力して参ります。

臨床教科学分野
学校教育の課題を「教科の教育に関する側面」から捉え、教科専門と教科教育の教育研究を融合させ、教科の教育成果を高めるために必要な条件等を明らかにし、その成果を学校という臨床の場で活用して教科に係る諸課題の解決方法を導き出します。

授業科目

授業の方法・内容

年間の授業計画

シラバス等

学生が修得すべき知識及び能力に関する情報

学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

本専攻では、学校教育が直面する諸課題に対応し得る能力並びに教員養成系の学士課程・教職大学院を含む大学院課程等における高度な教員養成、または教育委員会における教員研修等を遂行し得る能力を獲得します。

本専攻において、所定の単位を修得し、かつ、必要な研究指導を受けて作成した学位論文の審査並びに最終試験に合格し、臨床発達教育科学もしくは臨床教科学に関わる学校教育の諸課題についての研究を自立的、独創的に遂行する資質・能力を有すると認められた者に博士(教育学)の学位を授与します。

学修の成果に係る評価の基準

卒業・修了認定の基準

転学部・編入学等の可否、費用負担

可否費用負担
転学部不可
編入学不可

転学部・編入学情報補足

専攻分野

専攻分野
教育学(教員養成課程を除く)
教育学(教員養成課程)

専攻分野に関する説明

共同学校教育学専攻では、「確かな教育能力と研究能力を兼ね備えた大学教員の養成」と「高度な専門的知識・能力を持つ高度専門職業人の養成」を行います。具体的には、以下の人材の養成をめざしています。

●教員養成大学・学部において必要とされる臨床的な研究力と教員養成に対する学識をともに備えた教員養成担当教員
●教育現場での実務経験を学部や教職大学院での教員養成に活かすことのできる実務家教員
●教員の資質向上と学校組織マネジメントに貢献する教員研修の専門家となる能力をもった人材

そのため、本専攻名である「学校教育学」が研究対象とする、様々な学校教育課題の捉え方を2つの側面に分け、それぞれ「臨床発達教育科学分野」及び「臨床教科学分野」として位置付けた上で、各分野に応じた教育課程を構成しています。学生は、いずれかの分野に所属し、学位論文執筆のための研究活動を進めます。

臨床発達教育科学分野
子供の教育を取り巻く社会状況や学校教育が抱える課題の複雑化を鑑みると、「教員養成の高度化」には、臨床的な研究力と教員養成の学識をともに備えた専門性豊かな大学教員や教員研修の専門家の育成が急務であり、その育成を担うため、3大学が共同して博士課程の設置に向け取り組んでまいりました。 この度、教員養成系単科大学による博士課程としては約10年ぶりの新設が実現に至ったことは、昨今の学校現場を取り巻く状況を踏まえると、非常に意義深いことであると考えております。 これまで各大学が取り組んできた教員養成の実績を活かして、新たな時代に向けた取り組みを進めるため、全国を縦断するネットワークを構築しつつ、学校現場をフィールドとした臨床的研究によって教育課題の解決に寄与する大学教員や教員研修の専門家を育成するとともに、教員養成モデルや教員養成学の開発、個別地域に留まらない全国レベルでの課題解決につながる臨床的研究を行うことで、日本の教員養成と学校教育を牽引すべく尽力して参ります。

臨床教科学分野
学校教育の課題を「教科の教育に関する側面」から捉え、教科専門と教科教育の教育研究を融合させ、教科の教育成果を高めるために必要な条件等を明らかにし、その成果を学校という臨床の場で活用して教科に係る諸課題の解決方法を導き出します。

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