学部・研究科等ごとの目的
美術研究科博士後期課程は、高度な専門的能力に理論的分析能力、表現能力を加えることによって、自立して活動し得る芸術家・研究者、教育者及び美術・デザインの高度な専門性が求められる多様な社会的場において中核的・指導的役割を担うことができる人材を養成することを目標としています。
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
美術研究科 博士後期課程では、博士前期課程より一層高度な専門領域に関する技能と知識、国際的な視野を有し、創造性豊かな表現力をもって社会に貢献しうる人を求めています。
求める人物像
・志望領域について高い知見と論理を構築する能力を有する人
・志望領域について創造性の高い表現力を有する人
・高い向学心を有し研究心が旺盛である人
・柔軟な思考力と物事に対する洞察力を有する人
・学位取得を達成する強い意志と行動力を有する人
入学者選抜試験の基本方針
・専門研究分野の基礎知識と研究に必要な美術に関する幅広い見識を有していることを期待しています。
・専門研究分野により、その専門性に合わせた入学審査を行います。
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
美術研究科 博士後期課程は1専攻6領域で構成され、各専門分野の博士後期課程担当教員による幅広い視野から学位取得を目的とし指導を行っています。
カリキュラムの編成方針
・博士総合研究、博士理論研究を中心に、研究テーマ、専門性と知見の拡充を目指したカリキュラムを編成します。
・博士作品・博士論文では、学生個々の研究テーマに基づき、専門領域の専任教員である主担当を中心に複数名による指導組織を編成し、専門的な教育を行ないます。
・同時に研究テーマに関する外部の学識者、研究者、芸術家等を招聘し、研究における社会的連携を高め、広い視野を獲得するための指導も行います。
・1年次、2年次は年2回研究発表会として、作品展示と論文プレゼンテーションを行い、年度末には研究報告集を刊行します。3年次は学位審査に向け作品・論文の発表を段階的に実施して、資格審査、予備審査、本審査を受けます。
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
美術研究科博士後期課程は、高度な専門的能力に理論的分析能力、表現能力を加えることによって、自立して活動し得る芸術家・研究者、教育者及び美術・デザインの高度な専門性が求められる多様な社会的場において中核的・指導的役割を担うことができる人材を養成することを目標としています。
学修成果目標
・専門分野に関する高度な知識と教養、理論に裏付けられた創造性、独創性、表現力、論述能力を身につけます。
・社会における研究領域の中核となりうる高度な専門能力を身につけます。
学位認定の方針、評価方法
・所定の期間在学し、必要な研究指導を受け、所定の単位を修得した上で、博士資格審査、第1次・第2次予備審査を経て、本審査(口頭試問、博士作品、博士論文)及び最終試験に合格した学生を修了と認め、博士(美術)の学位を与えます。
・実技系学生は作品と論文を、理論系学生は論文を博士学位審査委員会が審査します。審査委員会は、博士後期課程担当教員及び、外部審査委員(他研究機関の学識者)で構成されています。