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サステイナブルシステム科学研究科

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

基本理念
本研究科の設立理念は、地域の諸問題の解決への道筋を探求すると同時に、日本及び世界の各地域に普遍的に存在する諸課題を抽出し、各専攻分野に固有な専門的方法論を駆使し、それらの分析と解決への方向性を提案し、地域と国際社会の持続的発展に貢献しうる高度専門人、教育研究者、組織的指導者の育成をめざし、教育研究を推進することである。

教育理念
博士後期課程では、「持続的発展のためのガバナンスとエシックスの涵養」、「人間圏のサブシステムに惹起される諸課題への学際的対応」、「ジョブ型研究インターンシップの実施」、「専門分野の研究の高度化」などの教育プログラムと研究活動を通し、新たな学問としての「持続的発展の科学」の構築を追求する。
これにより、「課題発見解決能力、社会実装力を備えた次世代人材」、「地域産業の高度化、地域発イノベーション等を担う高度人材」、「未来を支える教育者、研究者、組織指導者」、「『総合知』に立脚し、高度な専門能力を備えた人材」を育成し、地域・国際社会のサステイナビリティへの貢献をめざす。また、外国人留学生のための特別日本語学習講座を設け、社会人学生に対する学修環境も配慮するなど、実質的なキャリアパスの確保に努める。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

以下の資質を持つ者を求める。
○本学の修士課程が有する生産システム科学、ヘルスケアシステム科学、グローカル文化学の各専攻およびこれに相当する高等教育機関において基盤的な知識と技能を学修し、各専攻の専門領域に関する実習を了えた者。
○地域と世界の持続可能性への高い志を有し、持続可能な社会実現のために、既存のアカデミズムの枠組みにとらわれず、活用可能なアイディアを現場と連携して創出することに強い興味と意欲を持つ者。他分野にも関心をもち、人類全体と身近な生活圏の持続可能性に係る課題を発見し、解決への道筋を示す意欲を有する人。
○個々の専門性を深めるなかで、国内外の研究者に対して共鳴力と協調性をもってコミュニケーションでき、生命の尊厳と人間性を重んじる倫理観をもって課題に向き合うことができ、課題解決への強い意志を有する人。

【生産システム科学専攻】
ものづくりの分野において、工学に関する高度な専門性を活用して持続可能な生産プロセスを実現
し、地域と世界の産業界に貢献できる人材を養成することを目的としている。このような観点から、つぎのような能力・資質を備えた入学者を求める。
◯ ものづくりの基本である機械工学の基盤となる種々の力学に関する学問分野についての基盤的知識を身につけている人。
◯ 持続可能な生産プロセス実現のため、情報工学、電気・電子工学を活用した DX やGX のシステム構築に意欲的な人。
◯ 自らの専門に留まらず、他分野の専門家と積極的に連携し、持続可能性のための課題解決に道筋をつける意欲と行動力を有する人。
◯ 地域の産業界と積極的に関わり、地域産業の発展のために指導的役割を果たす意欲を有する人。


【ヘルスケアシステム科学専攻】
地域に根ざしたヘルスケアの体系的な構築や医療機器の開発を通して、持続可能なコミュニティづくりに指導的役割ができる人材を養成することを目的としている。このような観点から、つぎのような能力・資質を備えた入学者を求める。
◯ 本学ヘルスケアシステム科学専攻が授与している修士の学位(保健学)を有する者及び、それと同程度の学力を有する人。
◯ 持続可能なヘルスケアを体系的に構築するための発想力、共鳴力、積極性、実行力、協調性を備えた人。
◯ 人々の健康と幸福に寄与するための高い志をもち、キャリアパスとして高度保健医療専門職業人・研究者、あるいは教育者としての未来像を明確に描いている人。

【グローカル文化学専攻】
サステイナブルな社会を人文科学的・社会科学的視座から達成するために、先見的かつ総合的な道
筋を提案し、国際・地域課題の解決に取り組む人材を養成することを目的としている。このような観点から、つぎのような能力・資質を備えた入学者を求める。
◯ 高等教育機関において基礎的な知識と技能を学修し、専門基礎に関する知識を有する人。
◯ 言語文化学・政治経済学・観光学の専門性を深めるなかで、豊かな創造性と歴史感覚を働かせるとともに、既存のアカデミズムの枠組みにとらわれない、先見的かつ総合的な道筋を提案できる人。
◯ 南加賀および北陸と国際社会の持続可能性に関する諸課題を発見し、解決に必要な能力と技術を備え、自国の文化に誇りを持ち、地域社会の文化的多様性を探求する力を養い、地域課題の解決に指導的役割を果たしたい人。

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教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

○人類の持続的発展のための諸課題を明らかにし、それら課題の解決と社会実装に向けての能力を育成する。
○特定の学問領域を超えて、柔軟でかつ高度な専門知の総合的運用能力を育成する。
○各専攻に固有な学問領域の高度専門能力の育成を図る。
○地域・国際社会で活躍できる資質を涵養する。

学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

○高度専門能力に立脚した「総合知」を備えて、地域と世界の抱える様々な問題に学際的アプローチができ、持続可能な社会実現のため、組織の指導者として活躍できる能力を有すること。
○ものづくり、保健医療、グローカル文化学の各専攻の専門領域で、自立した研究者および教育者として、その分野の学問の深化と発展に貢献できる能力を有すること。