学部・研究科等ごとの目的
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
▼求める学生像
1.(社会福祉の発展に対する目的意識)
複雑化、多様化する社会福祉の現代的課題の解明と解決を志し、これに資する知識と方法の習得から研究に発展する目的意識を有する人
2.(専門職としての実践研究を遂行する能力)
現代社会が求める専門職の役割と責任に対する重要性を理解し、専門職として必要な能力を研鑽できる基礎的な知識と実践力を備えている人
3.(地域貢献に対する意欲)
地域生活を支える手段としての社会福祉の役割を重視し、社会福祉研究の探究を通して地域社会の発展へ貢献したいと考えている人
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
社会福祉学研究科としての総合的かつ基盤的教育研究を前提として、研究方法の多様性、学際性といった社会福祉分野の特質によって、「総合福祉コース」、「臨床心理コース」の二つのコースを設けて教育研究を行います。
【総合福祉コース】
福祉サービスと福祉臨床に関する高度な理論と技術を前提に、高齢者・障害者・児童などの臨床場面、政策・行政・組織・活動などの次元及び地域的・国際的視野を統合し、ジェネリックな実践力とその基盤となる学知の開発・修得を目指します。
【臨床心理コース】
福祉サービスの中で多様性と困難性を増している臨床心理学的分野の動向と課題を、福祉のジェネリックな視点を基盤において、心理臨床を中心に高度で専門性の高い理論と技法の開発、修得を目指します。
(カリキュラムマップについては、本学HPからご確認ください。)
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
社会福祉学研究科では、本学の建学の理念、教育の特色、教育研究上の目的を踏まえ、社会福祉領域の構造的変化やその課題の複雑多様化に対応した新たな社会福祉システムの開発とともに、福祉サービスその他のパーソナル・サービス部門に関わる深い識見と専門的知識・技術を有し、かつ他の職種と連携しながら祉会福祉現場をリードできる高度な専門職業人の育成を図り、本学学則に定める修了要件を満たした学生を、次に掲げる「学生が修了までに身につけるべき能力」を備えたものとして、学位『修士(社会福祉学)』を授与します。
▼学生が修了までに身につけるべき能力
1 高度で専門的な知識とリサーチ及びマネジメント技法に関する能力を修得し、国、地方等各レベルの行政機関において福祉ニーズの把握、福祉計画の立案、福祉政策の実施・評価を担うことができる。
2 企業、地域社会、国際社会などの各方面における新たな福祉課題や対応について研究開発を行い、変動する地域や企業の福祉需要に対して専門知識をもとに貢献ができる。
3 高齢者、障害者、児童及び生活上の支援を要する福祉臨床の実践の中で、複雑化・多様化するニーズに対して高度な知識と福祉臨床技法とを応用できる。
4 学校、家庭、地域社会、職場で発生する多様な心理的問題に対応するために、クライエントの社会的状況と心理的過程をふまえつつ、専門的理論と援助技術に基づいて臨床心理学的援助を提供できる。
5 福祉実践の場や関連領域での福祉業務に携わっている社会人が、それぞれの専門領域の知識、技術を高度化するために生ずる学際的な研究ニーズをもちつつ、その分野において補完するべき知識を求めて社会福祉研究を進めることができる。
6 社会福祉の理論、課題、方法等に問題意識を持ち、福祉専門職の視点と方法を学術的に精緻化するために博士課程等へ進学を目指す研究志向性を持つことができる。