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共生社会創成学部

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

視覚障害者及び聴覚障害者を対象とし、情報アクセシビリティに関する情報科学と障害社会学の知識を供与し、個に対応した情報保障を行いつつ、異なる障害種別の学生が互いに学ぶ機会を設けることで、多様性の理解とエンパワメントを促進し、障害者を含む多様なマイノリティが活躍する共生社会を創成する人材を育成します。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

共生社会創成学部では情報保障,情報通信技術に関する情報科学と人権やマイノリティと社会の関係に関する障害社会学に関連した分野を学ぶ教育課程であり,次のような人を求めています。

1.大学での学修に必要な基礎学力を有するとともに,情報保障に関する文理融合的な知識を学ぼうとする意欲のある人
2.障害者の社会参加や情報アクセシビリティに関連した知識・技術に興味をもち,積極的に学修に取り組む意志を持つ人
3.人々と社会の間に存在する様々な障壁を理解し,社会の仕組みや制度の変革に向けて主導する意欲のある人

[入学者選抜方針]
共生社会創成学部では,以下の入試による複数の受験機会を提供します。

・一般選抜(前期日程)
・学校推薦型選抜
・社会人選抜
・総合型選抜(視覚障害コースのみ)

共生社会創成学部の入試では,大学入学共通テスト,面接,プレゼンテーション(聴覚障害コースのみ),小論文,調査書など,多元的な評価による入学者選抜を実施します。

[入学までに身に付けて欲しいこと]
・情報科学,障害社会学の学修に必要な高等学校課程の基礎学力
・情報保障に関する知識・技能を学ぼうとする意欲および多様な人々と主体的に関わろうとする態度

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教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

共生社会創成学部では、卒業認定・学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)において示した知識と技術を学修するため、以下の方針に沿って教育課程を編成します。また、障害に配慮した教育方法・教育環境により、学生一人ひとりが必要な能力を身に付けるよう教育課程を編成・実施します。

1.教養教育系科目では、「総合教養教育科目」、「語学教育科目」、「健康・スポーツ教育科目」を開設する。学生の多様な知識とものの見方・考え方を涵養し、コミュニケーションの基礎となる言語力の育成、健康づくりを支援するとともに、「生きる力・考える力」の育成をテーマとして、学生が自身の障害の理解に必要な広い視野と教養を身に付ける教育課程を編成します。
2.専門教育系科目として開設する「情報科学系科目」では、多様な情報群の中から、社会の課題解決に有用な情報を抽出し、分析するための理論と手法や、情報アクセシビリティの基礎的な知識と技能を修得します。さらに、プログラミングや支援技術についての科目を開設し、多様な人々の社会活動を支えるための専門知識や技術を修得します。
3.専門教育系科目として開設する「障害社会学系科目」では、社会の仕組み、多様な人々と社会との関係やその障壁と解決策、法律や社会制度についての科目を開設します。また、自身を含む多様性の理解と、社会における理解を自ら推進するための科目を開設します。これらの科目を有機的に組みこむことで、課題を適切に発見し、分析する力を養成します。
4.「障害社会学系科目」の一環として、人権の理解やエンパワメントを促進する科目を開設します。また、「情報科学系科目」「障害社会学系科目」の双方において、視覚障害学生と聴覚障害学生が共同で学修する科目を開設します。これらの科目を通し、格差解消に向けた探求心と多様な人々が共に活動するための構想力を養います。
5.系統的な共生社会創成プロジェクト系科目を開設します。科目ごとに与えられたテーマの中で、学生の主体的な学びを促進し、共生社会の創成に必要な実践力を醸成します。また、プレゼンテーション技法など基礎的な表現手段について実践的に学び、研究成果等を効果的に伝えるための手法を身に付け、4年次の特別研究等を通じて自らの研究を伝える発信力を養います。

学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

共生社会創成学部では,教養教育系科目及び専門教育系科目(情報科学・障害社会学)を履修して所定の単位を修得し,幅広く豊かな教養と,専門的知識・能力を身に付けたものに対して「情報保障学」の学位を授与します。

[修得すべき学修目標]
1.多面的かつ総合的な思考力(異なる価値観の人々や多様な専門分野の人々と連携して職務を遂行するために必要な幅広い教養と,データを分析し意味を見出す論理的な思考力)
2.情報アクセシビリティに関する知識と課題の分析力(多様な人々が情報を利活用する方法に関する知識に加え,自らの専門性の基盤としてのICTに関する知識と技術)
3.障害と社会の仕組みに関する知識と課題の分析力(多様なマイノリティと社会の仕組みに関する知識を身に付け,社会の状況と課題を多面的・客観的にとらえる力)
4.人権に関する知識に基づき共生社会を希い探究する力(人権に関する知識を身に付け,エンパワメントのプロセスを経験した上で,格差解消に向けた方途を論理的に探究し構想する力)
5.共生社会創成に向けた知識の応用と環境にアプローチする力(多様な人々の間の調整を図り,人と環境に働きかけることで共生社会を創成していくための環境を整備するコーディネート力及び発信力)