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医学系研究科(医療者教育学専攻(修士))

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

我が国の医療者教育の置かれた実情・制度・特色を踏まえつつ、多様な医療系専門職の専門職教育の実務に役立つ研究を通じて、その知見を国内外に発信することをミッションとします。そして医療の質向上に寄与し、よりよい医療者教育研究を推進できる医療者教育研究者を育成します。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

医療者教育学専攻は、以下のような資質を持った意欲的な医療者教育経験者を求めます。
1. 医療者教育のオピニオンリーダーになる意欲がある人
2. 医療者教育の教育実践、評価、プログラム開発を含む様々な実務経験がある人
3. 創造的・協働的・自己主導的であり、医療・教育機関で働きながら継続的に学べる人
4. 医療者教育のグローバルな動向への関心がある人
5. 医育機関の教職員・医療機関の医療従事者、ないしその専門分野で教育的役割を担う役割に就くことが期待される人

教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

1. 遠隔地学習と現地学習のブレンド
e-learningを重点的に導入して学びに柔軟性をもたらすと同時に、多職種の同僚・指導教員との関係構築を可能にする現地学習もブレンドして、多様な学習方略を適用します。
2. 柔軟な自主的学習を支えるツール
柔軟に各自のペースで知識をインプットし、レポートとしてアウトプットできるようにするスモールステップな課題を設定し、多職種の同僚とともに協働的に討論・学習できるpeer assisted learningを導入します。
3. グローカルマインドを涵養する学習コンテンツ
世界標準の教育理論・教育モデルの修得を目指す一方、日本の特性に配慮した教育をデザインするために、日本人の特性や国の文化に関する学習を盛り込みます。
4. 実践・問題基盤型学習
自らの医療者教育を改善できるように、各自の教育実践・問題を題材とする問題基盤型学習をベースに、実践的理論を身につけ実践に活用できる能力にまで高めます。
5. 多職種連携教育を多職種の参加者で学び究める
多職種の学生によるグループダイナミクスを重視し、多職種の指導教員とメンターがサポートする学習・研究支援を行います。
6. 熟達を可視化し評価を学びにつなげる“プログラム化された評価システム
科目・課題にちりばめられた評価が、卒業時に求められるどの能力において、どの程度達成できているかを可視化し、学びを促進する“プログラム化された評価システム”を採用します。

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学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

1. 優れた教育能力
国際標準の教育理論に基づき、学習者に合わせた効果的教育ができる教育実践者を育成し、知識を伝えるknowledge providerではなく、学び続ける姿勢・ノウハウを伝えるfacilitatorをめざします。教育哲学や理論の修得、AI/ICTの活用、学習者中心のアクティブ・ラーニング、実践力を修得するカリキュラム立案、多彩な能力評価法を修得し、新しい教育を開発できる能力を追求します。
2. 医療教育における協働力
機関・専門・職種・国境を越えて、多様な人材育成に取り組める協働者を育成します。多職種チームとして診療できる人材を育成するために、多職種の指導者と学生がともに学び、協働力の修得をめざします。
3. 日本に相応しい教育の設計力
グローバルスタンダードの医療者教育を提供できる能力と同時に、文化・社会の多様性、国の独自性を活かした、我が国ならではの医療者教育を構築する能力を磨きます。
4. 教育機関の先導力
社会の変化、医療者教育の変化に対応し、時代のニーズを満たすために、教育組織と個々の教員能力を見直し開発していく力、すなわちリーダーシップ・マネジメント能力の育成をめざします。
5. 教育の学識の発信力
それぞれの教育機関・研修病院などにおける教育の問題点を明らかにし、適切な方法で現状分析を行い、改善のための提言を行ったり、学識体系を構築し、国際的に発信できる人材育成をめざします。