学部・研究科等ごとの目的
【目的】
1.経済学研究科・経済学部の理念と目標
東北大学大学院経済学研究科および経済学部は、経済学・経営学の高度な研究と、それにもとづく総合的な教育によって、先端的研究成果の創出と指導的人材の育成につとめ、もって地域と世界に貢献することを理念とする。
2.研究の理念と目標
東北大学大学院経済学研究科は、経済学・経営学の基礎的・応用的諸分野と現代社会の要請に対応する実践的諸分野を整備した体制のもとに、理論的・政策的・歴史的アプローチによる総合的で高度な研究を行う。21世紀の経済と社会の研究課題に積極的に取り組み、経済学・経営学の発展に寄与し、先端的な研究成果を社会に提供する。
また先端的研究の成果を教育に生かすことにより、広い教養基盤と経済・経営分やの優れた専門的能力を身につけた指導的人材を育成する。
さらに行政や産業界や非営利組織(NPO)などとの研究教育連携によって、地域と世界における学問的知見を活かした社会貢献を推進する。
3.大学院教育の理念と目標
経済学・経営学の高度な総合的教育を行う。21世紀の社会的・経済的諸課題の解決のために知的貢献を行う研究者と、高度な職業能力および公認会計士等の専門的職業能力をもって社会の指導者となりうる人材を育成する。また社会人教育に積極的に取り組むことによって現代の社会的要請に応える。
【方針】
1.経済学研究科のアドミッション・ポリシー
東北大学大学院経済学研究科には二つの専攻があります。経済経営学専攻では,経済・経営への強い関心と,それについての基礎学力を有し,将来これらの分野の研究者として,あるいは高度な専門職業人として活躍することを希望する人を求めます。広い視野と豊かな学識を持ち,国際的水準の独創的な研究を遂行する能力を備え,社会と学問の発展に貢献できることを目指して育成を行います。会計専門職専攻(会計大学院)では,会計に関する基礎学力を有し,将来高度な分析能力を身につけ,国際的な場面で活躍する会計職業人となることを希望する人を求めます。会計分野の学識と実務的な知識を持ち,国際的視野とコミュニケーション能力を備え,高い職業倫理観をもって社会の発展に貢献できることを目指して育成を行います。また,実社会での経験を生かしながら,新たな問題意識をもって経済学や経営学を学びたい,会計職業人としての能力を向上させたい,という希望をもつ社会人を積極的に受け入れます。
〈経済経営学専攻・博士課程前期2年の課程〉
本課程には,経済経営リサーチコースと高度グローバル人材コース(Global Program in Economics and Management, GPEM)があります。各コースに対し以下の選抜区分がありますが,経済経営リサーチコースでは外国人については日本語能力を備えた学生を選抜し,GPEM ではグローバルに活躍できる資質を備えた学生を選抜することは共通です。試験の実施方法は選抜区分により異なりますが,各実施方法で所定の基準に達するのが必要なことは共通です。
一般選抜
英語の能力と経済経営科目に関する専門知識を備えた学生を選抜します。試験の実施方法は筆答,口述,提出書類の審査です。専門知識を重視します。
社会人特別選抜
社会人を対象とし,職業能力と志望する専門科目に関する知識を備えた学生を選抜します。試験の実施方法は口述と提出書類の審査です。専門知識と研究適性を重視します。
東北大学経済学部生を対象とする試験
当学部を卒業見込で成績が優秀な学生を対象とし,大学院への進学目的が明確な学生を選抜します。試験の実施方法は口述と提出書類の審査です。専門知識と研究計画の適切性を重視します。
外国人特別選抜
GPEM のみの選抜区分であり,外国人を対象とし,優れた英語の能力と学部教育における優れた基礎学力を備えた学生を選抜します。試験の実施方法は提出書類の審査です。基礎学力を重視します。
パダボーン大学ダブルディグリー・プログラム特別選抜
GPEM のみの選抜区分であり,パダボーン大学経営経済学部国際経済経営修士課程の在学者を対象に,英語の能力と経済経営科目に関する専門知識を備えた学生を選抜します。試験の実施方法は提出書類の審査です。専門知識を重視します。
なお,入学前に大学学部水準の専門知識,課題探究力,国際的視野を身につけておくことを希望します。
2.博士課程前期2年の課程のディプロマ・ポリシー
東北大学大学院経済学研究科では、定められた期間在学して所定の単位を修得し、かつ、必要な研究指導を受けた上、修士論文等を提出してその審査及び最終試験に合格し、以下の目標を達成した学生に修士(経済学又は経営学)の学位を授与する。
① 広い視野を持ち、経済学・経営学の専門的知識を備え、経済学・経営学の各専門分野において独創的な研究を遂行する能力又は高度に専門的な職業に従事できる能力を有している。同時に、課題を自ら発見、探求し、解決する能力及び成果を発信する能力を身に付けている。
② 本研究科が大学院教育の理念と目標として掲げる、21世紀の社会的・経済的諸課題の解決のために知的貢献を行う研究能力、又は高度な職業能力をもって社会の指導者になりうる能力を身に付け、高い倫理と責任をもって社会の発展に貢献することができる。
③ 国際交流等を通して、異文化交流能力と国際的視野と行動力をもったリーダーシップを育み、国際的水準を目指す研究成果を発信し、又は高度に専門的な職業に活かすことができる。
3.博士課程前期2年の課程のカリキュラム・ポリシー
東北大学大学院経済学研究科では、ディプロマ・ポリシーで示した目標を学生が達成できるよう、以下の方針に基づき教育課程を編成・実施する。
① 経済学・経営学の高度な総合教育を行うための授業科目を設ける。これらの科目は、社会的・経済的諸課題の解決の観点から基礎、応用、実践の3分野に分類され提供される。
② 課題を自ら発見、探求し、解決する能力と成果を発信する能力を養成するため、また研究遂行のための専門的知識の修得と修士論文等の作成に係る研究指導のため、演習科目と特別演習科目を設ける。2年次の演習科目は必修とする。
③ 1年次より指導教員が研究指導を行い、2年次より教員2名による研究指導体制を提供する。
④ 研究遂行のための高い倫理観と研究遂行に必要な研究方法を身に付けるための授業科目を設ける。幅広い社会経験のための授業科目を設ける。
⑤ 広く受け入れた留学生への教育のため、及び日本人学生が専門的知識に加えて異文化交流能力と国際的視野を身に付けるため、英語で講義する経済・経営学の授業科目を提供する。加えて、海外研鑽の促進を図る。
⑥ 高度な専門職業人としてグローバルに活躍できる人材育成のための授業科目を提供する。
⑦ 修士論文等の審査と最終試験を適切に実施する。
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
東北大学大学院経済学研究科には二つの専攻があります。経済経営学専攻では、経済・経営への強い関心と、それについての基礎学力を有し、将来これらの分野の研究者として、あるいは高度な専門職業人として活躍することを希望する人を求めます。会計専門職専攻(会計大学院)では、会計に関する基礎学力を有し、将来高度な分析能力を身につけ、国際的な場面で活躍する会計職業人となることを希望する人を求めます。会計分野の学識と実務的な知識を持ち,国際的視野とコミュニケーション能力を備え,高い職業倫理観をもって社会の発展に貢献できることを目指して育成を行います。また、実社会での経験を生かしながら、新たな問題意識をもって経済学や経営学を学びたい、会計職業人としての能力を向上させたい、という希望をもつ社会人を積極的に受け入れます。
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
大学全体のポリシーと各学部・研究科等のポリシーをそれぞれ定めている。詳細については本学ホームページ参照
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
大学全体のポリシーと各学部・研究科等のポリシーをそれぞれ定めている。詳細については本学ホームページ参照