学部・研究科等ごとの目的
都市社会のあり方についての実践的で学際的な探究を通して、都市の計画・デザイン、都市の経済・経営、都市における共生・開発についての総合的な知識や素養を養い、幅広い視野と柔軟な思考力、国際感覚や豊かなコミュニケーション力をもって、持続可能な地域社会の構築に向けた企業の活性化や地域の再生という課題に創造的に寄与できる人材を育成すること。
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
都市の計画・デザイン、都市の経済・経営、都市における共生・開発についての総合的な知識や素養を備え、幅広い視野と柔軟な思考力、国際感覚や豊かなコミュニケーション能力を持って、持続可能な社会の構築に向けた企業の活性化や地域社会の再生等の課題に創造的に寄与できる人材を育成することを目的としている。このため都市経営学部では、次の方針のもとに入学者を受け入れていく。
【求める学生像】
・社会の変化や世界の動きに関心があり、地域社会の課題やあり方に幅広い関心と興味を持って、専門的・実践的な力量を高めていく意欲のある人
・地域社会や人々の暮らしに関わることに使命感を持ち、地域社会の向上や活性化のために働くことにやりがいや生きがいを感じることの出来る人
・地域づくりやまちづくりに関わる人々とのコミュニケーションを図り、地域の人々と連携しながら地域の課題に熱意をもって取り組んでいくことの出来る人
【入学者選抜の基本方針】
・入学者の選抜は、学校推薦型選抜、一般選抜(前期日程)、一般選抜(後期日程)、社会人入試、私費外国人留学生選抜の5区分で実施する。
・学校推薦型選抜では、調査書による高等学校での学習状況や活動状況等の評価とともに、基礎学力検査による基礎的な学力の評価に重点をおいて入学者を選抜する。
・一般選抜(前期日程)では大学入学共通テストによる幅広い教科学力の評価とともに、現代社会の課題を題材とする総合問題による理解力・思考力・表現力等の評価に重点をおいて入学者を選抜する。
・一般入試(後期日程)では大学入学共通テストによる得意な教科の学力評価とともに、現代社会の課題を題材とする総合問題による理解力・思考力・表現力等の評価により一層重点をおいて入学者を選抜する。
・社会人入試では、小論文及び面接の結果に重点をおいて入学者を選抜する。
・私費外国人留学生選抜では、日本留学試験による学力の評価とともに、小論文及び面接の結果に重点をおいて入学者を選抜する。
【入学者に期待する学力等】
・高等学校で履修する各教科について基礎的な学力を十分に身に付けていること。
・現代社会の課題について幅広い関心を持ち、関連する一般的な知識や理解力を身に付けていること。
・自らの向上をめざして主体的に学習や実践に取組む態度や姿勢を身に付けていること。
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
専門教育科目は、学部基礎科目、基幹科目、展開科目、実習科目、専門演習、卒業研究の6つの科目区分で構成し、「環境」という課題を共通の基盤としつつ、
《空間としての都市》の視点から都市社会のあり方を探究する「計画・デザイン」領域(工学系)
《活動としての都市》の視点から都市社会のあり方を探究する「経済・経営」領域(経済学系)
《繋がりとしての都市》の視点から都市社会のあり方を探究する「共生・開発」領域(社会学系)
の3領域で体系的に編成する。
このほか、木造建築士及び二級建築士の受験資格を得るための科目群を自由科目として開設する。
教育課程の編成に当たっては、3領域の融合を重視し、多面的な都市社会の課題を探究する上で共通の基盤となる基礎的知識や素養を養うとともに、3領域のいずれかに重点を置いて学習を深めることの出来る教育課程を編成する。
教育課程の実施に当たっては、福山市をフィールドとし、地域社会の実情に触れながら、課題意識をもって学び探究することを重視する。そのため、学外活動を含む演習や実習形態の授業科目を多彩に設け、都市社会のあり方を具体的に考察する機会を確保する。
修得した学際的な知識や手法は、学外活動を含む演習や実習を通して実践的な課題に適用することによって体系化・構造化し、現代の都市社会が抱える複合的な課題に対処していける資質や能力を養う。
このような教育課程によって、環境についての幅広い知識と素養とともに、都市社会の課題についての多面的で複合的な知識と素養を備え、持続可能な地域社会の発展のために企業の活性化や地域の再生を創造的に担っていくことの出来る人材の育成をめざす。
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
≪都市経営学科を卒業する者≫(学位:学士【都市経営学】)
ア 都市の計画やデザイン、インフラや施設、建物や生活環境等についての理解とともに、都市の整備やまちづくりの課題を考察し探究していくための企画力や実践力
イ 都市社会の経済や経営、行政や財政等についての理解とともに、持続可能な発展のための経営モデルや社会システムを考察し探究していくための構想力や実践力
ウ 住民自治による都市社会のあり方を構想し、多文化共生のまちづくりとともに、歴史・文化・自然・景観等を活かした地域づくりを考察し探究していくための企画力や実践力