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人間福祉学研究科

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

「誰もが人間らしく、その人らしさを発揮して生活できる社会づくりに貢献する」という人間福祉学部の教育理念に基づき、複雑化、深刻化する子ども虐待に対応できる高度な専門的職業人として、子ども家庭福祉の専門性に加え、子ども理解、ソーシャルワークにも幅広く精通し、現場での学びから自らの「経験知」や「実践知」を概念化し、それを現場に還元できる研究的視点を備えた実践者を養成することを目的にします。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

入学者の受け入れにあたっては、カリキュラム・ポリシーを踏まえて、子ども家庭福祉、幼児教育・保育、ソーシャルワークの各分野における一定の基礎的な知識・技術・実践力を有する者を対象として、以下のアドミッション・ポリシー(入学者受け入れの基本方針)を適用する。


① 修士課程の学修の基盤となる人間福祉及び子ども家庭福祉に関する基礎的知識を有してい る。

② 人間福祉及び子ども家庭福祉に関する高度な実践のために、論理的な思考力、柔軟な発想力、基礎的な省察能力、及びコミュニケーション能力を有している。

③ 人間福祉及び子ども家庭福祉について、現状に対する問題意識を持ち、実践と研究に取り組む意欲を有している。

教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

ディプロマ・ポリシー(修了認定・学位授与の方針)に定めた知識・能力を修得するために、以下に示すカリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)に沿って教育課程を編成する。その運用にあたっては、人間福祉及び子ども家庭福祉に関わる高度な実践力と研究力を基盤に、専門的知識・技 能と教育的な指導力をもって質の高い教育を展開する。 なお、科目構成は、基礎科目、基幹科目、関連科目、実習・演習科目、研究科目の5つに分類される。

① 高度職業人として必要な知識と技術を修得するために、人間福祉及び子ども家庭福祉の 理論に関する「人間福祉学特講」を「基礎科目」の一つとして配置し、必修とする。また、子ども虐待の臨床をより深く理解するための科目を「基幹科目」と位置づけ、そのうちの 3 科目を必修とする。さらに、様々な領域・実践現場において虐待問題に関わる 対応力を高めるために「関連科目」を選択科目として配置する。

② 対人援助の実践能力や組織改善に向けたスーパービジョンの能力を高めるため、「スーパービジョン特講」を「基礎科目」の一つとして配置し、必修とするとともに、「実習・演習科目」を選択必修科目として配置する。

③ 「実習・演習科目」での実践を基に、修士の学位論文又は特定の課題についての研究レポートを作成する際に求められる分析力や研究力を培うため、「人間福祉学研究方法」を「基礎科目」の一つとして配置し、必修とするとともに、「研究科目」を選択必修科目として配置する。学修成果については、科目毎のシラバスにおいて到達目標及び成績評価基準を明示し、筆記試験、レポート、発表・討論等の評価方法に基づき到達度を評価する。また、修士の学位論文又は特定課題研究レポートについては、研究科の定める審査基準に基づき到達度を評価する。これらの評価により、ディプロマ・ポリシーに定める資質・能力の修得を判断する。

学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

本研究科の教育理念・目的、また、人材養成のための教育目標に照らして、その課程修了にあたっては、子ども家庭福祉などに関する高度な専門的知識、スーパービジョンの実践力、関係者・機関との連携力、理論と実践を高次元で統合し、課題解決を主導する力が求められる。これにより学位は、大学院学則で規定する課程の目的を充足した上で、以下の資質・能力を有することが認定された者に授与される。

① 子ども虐待を地域の福祉課題として捉え、子ども虐待や、子どもと家庭のウェルビーイングの増進に関する高度な専門的知識を修得している。

② 高度な専門職としてスーパービジョンを実践し、子ども家庭福祉などに関係する諸機関との連携を推進する能力を修得している。

③ 子ども家庭福祉などに関連する理論と実践を結びつけ、課題解決に向けて論理的に考察する能力を修得している。