学部・研究科等ごとの目的
本研究科の目的は、都市社会の課題を中心に、現代世界が提起する諸問題について、人間と文化への深い理解をふまえ、実践的に取り組んでいける人材を育成することとする。
入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)
都市社会文化研究科の理念を共有し、基盤的分野と応用的領域の両面に対応できる広い視野と柔軟な思考力を備え、明確な課題意識をもって博士論文を作成する意欲と能力のある学生を求めます。
教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)
・自らの設定した研究テーマについて、高度に専門的な理解を深めていくために、人文社会科学から都市工学に及ぶ広範囲の攻究科目を配置し、多分野融合型のカリキュラム編成とする。
・自らの研究テーマを相対化し、他の研究分野への関心を高め、総合的・学際的視点と独創性を獲得していくために、課程の院生全員が参加する多分野交流演習を必修として配置する。
・研究テーマについて、指導教員のもとで研究指導を受け、博士論文を作成していくために、研究演習を3年間必修として配置する。
・博士論文作成のペースを速め、質をあげていくために、主副指導教員による複数指導体制をとり、毎年度当初の研究計画書提出、2年次後期の中間発表会、それらをふまえた予備論文提出等の制度を設ける。
・社会人学生を積極的に受け入れる趣旨から、必修科目を含む約半数の科目を平日夜間および土曜に開講する。
学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
現代の都市・地域・国際社会が提起する諸課題について、グローバルかつ歴史的な視野をもって実践的に取り組んでいける人材を育成することを目的とする。
博士前期課程では、企業・行政・NPO等において指導力を発揮できる人材、博士後期課程では、高度の専門的能力をもって教育・研究機関等において中核となって活躍できる人材を養成することを目指す。
<知識・理解>
現代の都市・地域・国際社会にかかわる諸問題について、高度な専門的知識・理解を身につけ、同時に関連する分野についても十分な学識を獲得することにより、複合的な事象を体系的・総合的に解明することのできる能力を身につけている。
また、的確に対処し、実践的な解決策を見出していくために、人間および文化に関する人文学分野の深い認識を備え、さらにさまざまな応用的分野の高度な専門的知識・理解を獲得している。
<汎用的技能>
文献調査、フィールドワーク等を通じて情報を収集する技能、集積した情報を分析・解釈する能力、自己の見解を他者に明確に伝えるコミュニケーション能力などを身につけている。
<研究能力と創造的思考力>
自らが設定した研究テーマについて、先行研究を十分に咀嚼し、独創的な視点のもと、必要な情報を収集・分析し、博士論文に仕上げていくことのできる高度の論理的思考力、文章表現力を身につけている。