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人文社会科学研究科(博士課程(後期))

 
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教育研究上の目的と3つの方針

学部・研究科等ごとの目的

(鹿児島大学大学院人文社会科学研究科規則 より)

(目的)
第2条の2
2 博士後期課程は、研究者として自立して研究活動を行うに足りる研究能力及び高度の専門性が求められる社会の多様な方面で活躍し得る高度の研究能力とその基礎となる豊かな学識を有した人材を養成し、併せて教育研究の成果及び情報を広く社会に提供し、貢献する。
地域政策科学専攻は、地域の抱える社会的、文化的問題を自ら発見し、解決する能力を備え、既存の学問の枠組みを超えた広い視野からこれらの問題に取り組み解決する能力を有する人材を養成する。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

<人文社会科学研究科の教育目標>
人文社会科学研究科は、鹿児島大学大学院唯一の人文社会科学系分野の研究科として、人文社会科学の高度な専門知識と研究能力を身につけた人材の育成を目指します。そのために次の教育目標を掲げます。

1.人文社会科学分野の高度な専門知識と技能を身につけ、諸課題を発見・探究・解決する能力を育みます。
2.高い研究倫理を身につけ、自他を客観的に省察し研究を遂行する態度を養います。
3.人文社会科学分野の専門的な知識と技能を活かして、地域の社会と文化の発展に貢献できる能力を育みます。
4.グローバルな視野をもち、国際社会の発展に貢献できる能力を育みます。

<入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)>
1.求める人材像
人文社会科学研究科は、教育目標に定める人材を育成するため、次のような学生を求めています。
・修士としての確かな基礎学力と、人文社会科学に関する基礎的教養を有する人
・専攻する専門分野についての体系的な知識と技能を有する人
・主体的に学ぶ態度を身につけ、専攻する専門分野に関連する諸問題に関心を持つ人
・専攻する専門分野について自ら課題を発見・探究・解決しようとする意欲に満ちた人
・地域の社会や文化について深く理解し、地域に貢献できる能力を身につけたい人
・グローバルな視野をもち、国際社会に貢献できる能力を身につけたい人

2.入学前に身につけておいて欲しいこと
・人文社会科学に関する基礎的教養
・専攻する学問分野についての体系的な知識と深い関心
・専門的な文献の内容を的確に理解する能力
・自己の見解や研究成果などを文章や口頭によって適切に表現できる力

3.入学者選抜の基本方針

このような学生を適正に選抜するために,Ⅰ期入試では,一般選抜,外国人留学生特別選抜,社会人特別選抜を実施し,Ⅱ期入試では一般選抜,外国人留学生特別選抜,社会人特別選抜,進学者選考を行います。また,指定校推薦入試(10 月入学)により外国人留学生特別選抜を行います。

・一般選抜,社会人特別選抜,進学者選考では,学力検査(論文審査・小論文の筆記試験)及び口述試験によって,人文社会科学に関する基礎的教養や専攻する専門分野についての体系的な知識と技能,主体的に学ぶ態度,専攻する専門分野に関連する諸問題への関心,専攻する専門分野について自ら課題を発見・探究・解決しようとする意欲,地域の社会や文化について深く理解し地域に貢献できる能力やグローバルな視野をもち国際社会に貢献できる能力を身につける意欲を評価する。これらの学力検査及び口述試験の評価結果に基づく総合的判断により,「求める人材像」に適合する者を選抜する。

・外国人留学生特別選抜では,学力検査(論文審査・日本語の筆記試験)及び口述試験によって,人文社会科学に関する基礎的教養や日本語能力,専攻する専門分野についての体系的な知識と技能,主体的に学ぶ態度,専攻する専門分野に関連する諸問題への関心,専攻する専門分野について自ら課題を発見・探究・解決しようとする意欲,地域の社会や文化について深く理解し地域に貢献できる能力やグローバルな視野をもち国際社会に貢献できる能力を身につける意欲を評価する。これらの学力検査及び口述試験の評価結果に基づく総合的判断により,「求める人材像」に適合する者を選抜する。

・指定校推薦入試では,面接と学業証明書等によって,人文社会科学に関する基礎的教養や日本語能力,専攻する専門分野についての体系的な知識と技能,主体的に学ぶ態度,専攻する専門分野に関連する諸問題への関心,専攻する専門分野について自ら課題を発見・探究・解決しようとする意欲,地域の社会や文化について深く理解し地域に貢献できる能力やグローバルな視野をもち国際社会に貢献できる能力を身につける意欲を評価する。これらの評価結果に基づく総合的判断により,「求める人材像」に適合する者を選抜する。

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教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

 鹿児島大学大学院人文社会科学研究科は、全学の教育課程編成・実施の方針及び人文社会科学研究科の教育目標に掲げる人材を育成するために、以下に示す方針に基づいて、教育課程(カリキュラム)を編成のうえ、実施します。

1.進学から学位取得に至るまで系統性のある教育課程を編成
 ① 博士後期課程においては、研究倫理に則り、人文社会科学分野の専門的な知識と方法を体系的に学ぶために、専門分野ごとの演習・講義等を開設します。また、博士論文を計画的に作成していくために、論文指導に関する授業科目を開設します。
 ② 博士後期課程においては、地域経営・地域政策的視点を身につけたリーダー、地域文化の担い手や島嶼地域の諸問題に対処できる人材を養成するための科目を開設するとともに、学生が課題設定し主体的に解決方法を研究するための「プロジェクト研究型」授業科目を開設します。また、指導教員・副指導教員を中心とした複数指導体制により、学位請求論文の質的向上をはかります。

2.目的・目標に応じた方法による教育の実施
  学位授与の方針に掲げる能力を育成するために、各科目の目的・目標に応じた方法による教育活動を行います。

3.厳格な成績評価の実現
  各科目において教育・学修目標と評価基準を明確に示し、厳格な成績評価を行います。

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学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

 鹿児島大学大学院人文社会科学研究科は、全学の学位授与の方針及び人文社会科学研究科の教育目標に鑑み、以下に示す方針に基づいて、学位を授与します。

 博士後期課程においては、以下に挙げる能力を身につけ、所定の単位を修得し、博士論文の審査及び最終試験に合格した者に博士の学位を授与します。
1.高い研究倫理と高度な人文社会科学分野の専門的な知識に基づいて独創的な研究を行うことができる能力
2.既存の学問分野の枠組みを超えた広い視野から、地域の抱える社会的・文化的問題に指導的な立場に立って取り組み、解決できる能力