学部・研究科等の特色等
我が国のグローバル化,国際競争の激化,少子高齢化等の未曾有の経済的および社会的な環境変化に直面している状況下において,国際的なプレゼンスを維持し,地域社会を活性化させ,豊かさを実感できる社会を築くため,自らが課題を見つけ,他者と協働してイノベーションを実践できるグローバルな理工系人材の養成が須要となる。
そのため,大学院へ進学する学生のキャリアパスを重視すると共に,企業・社会からのイノベーションを創出できる理工系人材育成に対する期待に応えることを目的とし,平成28年に理・農・工学系専攻を「創成科学研究科」に統合し,イノベーション人材育成に適した教育体制を構築することとした。これにより,理系大学院全体で技術経営の観点を含むイノベーション人材育成教育をさらに発展させ,博士後期課程では,イノベーションの創出と進展に役割を果たし,国際的に活躍できる研究者・高度専門職業人を育成する。
また,博士後期課程においては,博士前期課程との接続性に配慮しつつ,専門性とともに専門分野の幅広い知識・技術を身に付けるため前期課程7専攻を後期課程5専攻に収斂し,さらに,技術経営研究科が受け持つ高度なMOT教育プログラムも導入し,経営学分野での研究手法と見識を深める。また,博士後期課程では,本学が進めてきた医工学及び生命科学等の学際分野の教育研究を展開する。