学部・研究科等の特色等
歯学科では将来、歯科医学や歯科医療分野のリーダーとなる臨床歯科医、教育者・研究者の育成を目指しています。1年次から教養教育科目と並行して歯学専門教育である基幹科目の履修を開始します。研究教育は3年次前期から始まり、4年次からは各研究室で個別に研究指導を受ける歯学研究実習により、生命科学への興味と理解を育みながら、それぞれの個性を伸ばしていきます。5年次からは応用的な教育である展開科目や臨床実習が中心となります。5年次前期にはギャップタームが設けてあり、留学や研究、より深い学びの時間として活用できます。臨床実習ではチーム医療に対応できる人材養成のために、多職種連携教育を導入しています。また本学科には全国の歯学系大学の中で唯一の国際歯学コースが設置され、協定校からの長期留学生を受け入れています。その他、多数の短期留学生も受講しており、国際的に開かれた教育環境を実現しています。
広島大学歯学部は、2011年度より、本学と学術交流協定を結んでいるアジアの歯学部から特別聴講学生を迎えて国際歯学コースを開始しました。海外からの特別聴講学生は、半年間の日本語研修・基礎教育ののち2年生前期から広島大学歯学部の日本人学生とともに3年6か月の間、専門教育を受けます。日本人学生にとっても海外の優秀な学生と共に学び、遊び、意見を交わす時間を過ごすことは、お互いの国際感覚やグローバル化対応能力の醸成に大変有意義です。このプログラムをとおして、広島大学歯学部はアジアにおける将来の指導的人材への基盤形成を目指します。歯学部の専門科目はほぼすべて日本語・英語併用授業で行っています。