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国際文化学部

 
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学部・研究科等の特色等

学部・研究科等の特色等

目次
【1. 学部の特色】
【2. 学部の構成】
【3. 教育の特色】
1. 活発な国際交流
(1) 異文化研究留学プログラム(ICSSAP)
(2) 充実した交換留学制度
(3) 経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援に関する取り組み
(4) EUエキスパート人材養成プログラム
(5) 各種海外研修の実施
2. 情報科学の重視と文理複合的な学際性
3. アートマネジメント教育
【4. 卒業後の進路】
【5. 卒業生及び企業等による評価】

【1. 学部の特色】
1.徹底した少人数教育と新しい学際的カリキュラムで深い異文化理解を
本学部は、専任教員と学年定員の比率が1対2に近く、徹底した少人数教育を実施。知識と経験を直接伝授できる環境で異文化理解のためのあらゆる可能性を引き出すことができる。また、学問の垣根を取り払ったカリキュラムを設定し、グローバル化が進行する現代社会と文化のかかえる諸問題に創造的に取り組める学生を育成している。

2.多彩な外国語教育で、活発な国際交流を
多様な語学教育と海外38大学への留学などのプログラムが用意されており、神戸大学で最も国際交流が活発で、留学・異文化体験のしやすい学部となっている。本学部独自の交換留学制度を最大限利用して、貴重な異文化体験をすることができる。

3.文系にこそ、高度な情報処理教育を
高度な情報処理教育を早期に行ない、情報、経済、政治のグローバル化が急速に進む現代社会に対応する力を養成する。人文科学と社会科学の学際にとどまらない、自然科学的視点も取り入れた形での文理複合的な教育研究が、本学部のユニークな特徴である。

【2. 学部の構成】
本学部は、1学科(国際文化学科)4講座12教育研究分野から構成される。学生は自講座以外の科目も多数修得し、専門的かつ学際的な教育を受けることができる。
①情報コミュニケーション論講座
本講座では、地球規模のコミュニケーションのあるべき姿を追究するために、「言語コミュニケーション論」、「感性コミュニケーション論」、「lTコミュニケーション論」の3つの教育研究分野を設けている。
②現代文化論講座
本講座では、冷戦の終結、グローバル化、国民国家の揺らぎ、消費社会の進展の動きなど、錯綜する現代社会と文化の諸相を研究するために、「モダニティ論」、「先端社会論」、「芸術文化論」の3つの教育研究分野を設けている。
③異文化コミュニケーション論講座
本講座では、異文化間のコミュニケーションのあり方を明らかにし、世界の多様な文化が対話可能となるような方法を探り出すために、「異文化関係論」、「多文化共生論」、「越境文化論」の3つの教育研究分野を設けている。
④地域文化論講座
本講座では、さまざまな文化を地域別に研究し、地域文化が国境を越えて交流し、新しい文化を生み出していく様態を研究するために、「日本学」、「アジア・太平洋文化論」、「ヨーロッパ・アメリカ文化論」の3つの教育研究分野を設けている。

【3.教育の特色】
1. 活発な留学・国際交流
本学部は、以下のような取り組みにより、高い海外留学実績をあげ、留学を通じて得られた異文化理解能力とコミュニケーション能力により、外務省や国際協力機構をはじめとする国際関係機関や、P&G、ネスレ日本等のグローバル展開の活発な企業への就職を可能にしている。また、本学部の国際交流に関する取り組みを本学の他部局に波及することも期待されている。
(1) 異文化研究留学プログラム(ICSSAP)
本学部は、異文化理解という教育目標を達成する上で、学生の海外留学や海外研修を積極的に推進し、カリキュラムの一環として異文化研究留学プログラム(Intercultural Studies Study Abroad Program, ICSSAP)を設けている。これは、留学前の学習、留学先での単位取得、留学後の研究レポート、後進の育成への寄与等を体系的なプログラムにまとめたものである。修了認定証を発行し、就職、進学に役立ててもらう。
(2) 充実した交換留学制度
本学部独自で学生交換協定を結んでいる海外の大学は、平成27年7月現在、19カ国、計38大学に及ぶ。アメリカ合衆国、カナダ、ヨーロッパ諸国、ロシア、アジアについても、中国、韓国、ベトナム、フィリピン、タイ、インドネシア、台湾、そしてオーストラリアと、多様な言語圏・地域にわたっている。全学協定も含め、毎年30~50名の学生を協定大学に派遣し、ほぼ同数の留学生を協定校から受け入れている。
単位取得目的とする学部学生の海外留学の比率は、20~36%と、国立大学の一部局としては極めて高い水準にある。神戸大学全体の学生派遣比率が平成25年度で3.3%であることに鑑みれば、本学部は、学生の海外派遣に関して学内随一の実績を誇っている。
(3) 経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援に関する取り組み
本学部は、単位取得を伴う海外留学プログラムの開発及び留学前から帰国後にわたるサポート体制等について、国立大学としては先行的に取り組み、実践してきた。その実績が評価され、本学部が代表部局となって神戸大学が申請した「問題発見型リーダーシップを発揮できるグローバル人材の育成」が、平成24年度グローバル人材育成推進事業・特色型に採択された。
(4) EUエキスパート人材養成プログラム
  神戸大学は、学生のニーズ、産業界からの要請、EU政府機関からの期待と支持を背景として、2005年よりEUIJ関西(EU Institute in Japan, Kansai)の幹事校としてEUに関する包括的な研究・教育に取り組んできた。EUエキスパート人材養成プログラムは、EUの抱える広汎な諸課題に精通し、日本とEUがともに直面する問題の解決に貢献できる人材を養成するためのものである。
本プログラムは、神戸大学日欧連携教育府の運営のもと、国際文化・経済・法の3学部・研究科を実施部局として、EU圏留学を必修とするなど学部2年次から博士前期課程まで5年間の一貫したカリキュラムにより、本学とEU圏の大学におけるダブルディグリーへと結実させる学位プログラムである。これまでのEU圏の名門大学との交換留学の豊富な実績に鑑みても、本学部・研究科が本プログラムの中心を担うことが求められている。
(5) 各種海外研修の実施
ドイツ、オーストリア、フランス、ベルギー、カナダ等で、夏・春季集中語学研修、EU文化短期研修等を実施することにより、学生のモティベーションを高めて交換留学やダブルディグリー・プログラムによる長期留学につなげるための環境を整え、高い実績を上げている。

2. 情報科学の重視と文理複合的な学際性
今日の情報通信技術の飛躍的な発展によって、従来の地域文化研究や現代社会文化研究のアプローチでは対応できない社会文化現象や課題が生じている。それらの課題に取り組むために、本学部では「情報コミュニケーション論講座」を設け、最新の情報通信技術、コンピューターを用いた新しいコミュニケーション情報の収集・分析、情報ネットワークの高度利用等について教育している。その成果として、一般企業に就職した学部学生の内、3割強の学生が、電気・情報通信機械や情報通信関連の企業に就職している。

3. アートマネジメント教育
本学部は、アートマネジメントによる社会貢献を掲げて積極的に活動してきた。アートマネジメントとは、文化の公共的価値を深く認識し、アートと社会との適切な関係づくりを目指す「知の実践技法」である。文部科学省「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」(現代GP)の「アートマネジメント教育における都市文化再生」(平成19~21年度)に採択されたことを受けて、理論面と同時に、フィールドワークを取り入れた実践的授業も行なっている。全国の国立大学、しかも総合大学の中では、アートマネジメント教育を実践している学部は少なく、関西圏に限れば本学部以外に見当たらない。

【4. 卒業後の進路】
本学部生の就職率は非常に高く、例年、就職希望者のほぼ100%近くに達し、神戸大学の文系学部では1位、全国の国際系学部でも1、2位を争っている。全国の国立大学に先駆けて、進路選択・就職支援を目的として「キャリアデザインセンター」(CDC)を設置していることがこうした成果に繋がっている。
学部名にふさわしく国際関係の仕事を望む学生が多く、外務省や国際協力機構(JlCA)をはじめ、海外展開の活発な企業に就職している。大半の学部生は企業に就職するが、どの業種も今では国際的ビジネスを行なっており、就職先も商社、自動車や電機などのメーカー、食品、情報サービス、マスコミなど多岐にわたる。国家及び地方公務員や教師になる者が約5%から10%、海外も含め大学院進学の道を選ぶ学生たちも約10%ほどいる。

【5. 卒業生及び企業等による評価】
 卒業生アンケートによると、卒業後に社会で役立った科目として「学部演習(少人数教育)」「情報科学科目」「共通教育英語」が挙げられており、本学部のカリキュラムが現代社会のニーズに沿ったものであることがわかる。また、卒業生は、企業等の就職担当者から、「海外赴任に対する意識・意欲が強い」「視野が広い」「自主性が高い」といった評価を受けており、本学部が教育目標とする「深い異文化理解能力及び自在なコミュニケーション能力」を身に着けていることが実証されている。

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