工学研究科（博士課程(後期)）

　東北大学大学院工学研究科は，自然と人間に対する深い知識と広い視野を基本とし，安全安心で豊かな社会の実現のために倫理観と気概をもって自ら考えて研究を遂行し，将来の科学技術の発展と革新を担うことができる豊かな創造性と高い研究能力を有する研究者の養成，並びに高度な専門的知識のみならず長期的な展望や国際的な視野を備え，社会の持続的発展に貢献できる中核的専門技術者の育成を目指します。
　具体的には，創造性と高い研究能力を有する研究者や社会の持続的発展に貢献できる中核的専門技術者を志す，次の学力および能力をもつ人を求めます。

　1.工学に関する幅広い基礎知識，自分の研究分野に関する高度な専門知識とそれらを柔軟に展開する能力
　2.自分の研究の意義と成果を論理的に発表し，討論できる能力

　このため，学生の受け入れにあたっては，一般選抜，社会人特別選抜，外国人留学生等特別選抜，および英語による教育を提供する国際学位コースに関する選抜の枠を設けて入学試験を実施し，上記の教育理念・目標に沿った研究を行うために必要な高い能力と資質を備えているか否かを重視して選抜を行います。
　一般選抜，外国人留学生等特別選抜，および国際学位コースに関する選抜では，各選抜の実施単位である系・専攻ごとに工学に関する基礎知識と専門的知識を評価する筆記試験等，語学力，入学者としての適性を見るための面接試験等を適宜組み合わせて行い，特に筆記試験等を重視して選抜を行います。
　社会人特別選抜では，系・専攻ごとに研究計画の評価および研究意欲等の適正を見るための面接試験等を行い，それらを総合的に評価して選抜を行います。必要に応じて工学に関する基礎・専門的知識や小論文の評価を合わせて選抜を行います。
　なお，入学前に，主体的に研究を行うために必要な研究経験や基礎学力を身につけておくことを希望します。

上記措置を含め，個別の相談に応じて具体の配慮を決定します。